◇◆◇日々のみ言葉
2021年10月14日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書21章28節~32節】
21:28「ところで、あなたがたは、どう思いますか。ある人に二人の息子がいた。その人は兄のところに来て、『きょう、ぶどう園に行って働いてくれ。』と言った。
21:29 兄は答えて『行きます。おとうさん。』と言ったが、行かなかった。
21:30 それから、弟のところに来て、同じように言った。ところが、弟は答えて『行きたくありません。』と言ったが、あとから悪かったと思って出かけて行った。
21:31 二人のうちどちらが、父の願ったとおりにしたのでしょう。」彼らは言った。「あとの者です。」イエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに告げます。取税人や遊女たちのほうが、あなたがたより先に神の国にはいっているのです。
21:32 というのは、あなたがたは、ヨハネが義の道を持って来たのに、彼を信じなかった。しかし、取税人や遊女たちは彼を信じたからです。しかもあなたがたは、それを見ながら、あとになって悔いることもせず、彼を信じなかったのです。」
◎ショートメッセージ
《ここで、主イエスは、ユダヤの指導者たちに向けて、一つのたとえを話されます。すなわち「二人の息子」のたとえです。
主が言われる「ぶどう園」とは、神の国のことです。そして「ある人」とは、神様であり主イエスです。二人の息子とは、二人とも主人の正当な子どもたちのことを表わしています。すなわち、選民ユダヤ人のイスラエルのことです。
まず兄に言います。
「今日、ぶどう園に言って働いてくれ。」
「行きます。お父さん。」
しかし、兄は行こうとはしなかったのです。
そして、今度は弟に言います。
「今日、ぶどう園に言って働いてくれ。」
「行きたくありません。」
と言ったのですが、あとから悪かったと思って出かけたのです。「あとから悪かった」と思うことは、悔い改めを指し示しています。
そして主イエスは言われます。
「ふたりのうちどちらが、父の願ったとおりにしたのでしょう。」と。彼らは言います。
「あとの者です。」
おそらく、彼らは自分たちこそが「あとの者」であると自負していたかも知れません。しかし、間髪を入れずに、主は、はっきりと言われるのです。
「まことに、あなたがたに告げます。取税人や遊女たちのほうが、あなたがたより先に神の国にはいっているのです。というのは、あなたがたは、ヨハネが義の道を持って来たのに、彼を信じなかった。しかし、取税人や遊女たちは彼を信じたからです。しかもあなたがたは、それを見ながら、あとになって悔いることもせず、彼を信じなかったのです。」
この言葉こそが、主イエスが彼らに言われた、「ヨハネのバプテスマは、どこから来たものですか。天からですか。それとも人からですか。」の答えでもあるのです。》