• 日々のみ言葉 2022年2月3日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年2月3日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書26章69節~75節】
    26:69 ペテロが外の中庭にすわっていると、女中のひとりが来て言った。「あなたも、ガリラヤ人イエスと一緒にいましたね。」
    26:70 しかし、ペテロはみなの前でそれを打ち消して、「何を言っているのか、私にはわからない。」と言った。
    26:71 そして、ペテロが入口まで出て行くと、ほかの女中が、彼を見て、そこにいる人々に言った。「この人はナザレ人イエスと一緒でした。」
    26:72 それで、ペテロは、またもそれを打ち消し、誓って、「そんな人は知らない。」と言った。
    26:73 しばらくすると、そのあたりに立っている人々がペテロに近寄って来て、「確かに、あなたもあの仲間だ。言葉のなまりではっきりわかる。」と言った。
    26:74 すると彼は、「そんな人は知らない。」と言って、のろいをかけて誓い始めた。するとすぐに、鶏が鳴いた。
    26:75 そこでペテロは、「鶏が鳴く前に三度、あなたは、私を知らないと言います。」とイエスの言われたあの言葉を思い出した。そうして、彼は出て行って、激しく泣いた。

    ◎ショートメッセージ
    《一昨日と昨日と同じ箇所からとなります。マルコの福音書における同一並行記事では、

    『ペテロは、遠くからイエスのあとをつけながら、大祭司の庭の中まではいって行った。そして、役人たちと一緒にすわって、火にあたっていた。
    ペテロが下の庭にいると、大祭司の女中のひとりが来て、ペテロが火にあたっているのを見かけ、彼をじっと見つめて、言った。
    「あなたも、あのナザレ人、あのイエスと一緒にいましたね。」しかし、ペテロはそれを打ち消して、
    「何を言っているのか、わからない。見当もつかない。」と言って、出口のほうへと出て行った。すると女中は、ペテロを見て、そばに立っていた人たちに、また、
    「この人はあの仲間です。」と言いだした。しかし、ペテロは再び打ち消した。しばらくすると、そばに立っていたその人たちが、またペテロに言った。
    「確かに、あなたはあの仲間だ。ガリラヤ人なのだから。」しかし、彼はのろいをかけて誓い始め、
    「私は、あなたがたの話しているその人を知りません。」と言った。
    するとすぐに、鶏が、二度目に鳴いた。そこでペテロは、「鶏が二度鳴く前に、あなたは、私を知らないと三度言います。」というイエスのお言葉を思い出した。それに思い当たったとき、彼は泣き出した。(マルコ14:54・14:66~14:72)』

     マタイの福音書とマルコの福音書の同一並行記事での違いは、二回目の否認の時においては、マタイは一回目と二回目の時に、それぞれ別の女中がペテロに質問することになっていますが、マルコでは同じ大祭司の女中となっています。
     もしかしたら、これは訳の問題かも知れません。ともあれ、シモン・ペテロは女中の言葉に恐れをなして、、主イエスを否認したことになります。
     そして、三回目は火に暖まっていた人々たちの言葉、「確かに、あなたはあの仲間だ。言葉のなまりではっきりわかる。ガリラヤ人なのだから。」に、主を否定するのです。 しかもその時には、のろいをかけて誓って否定するのです。これこそが、「人間の弱さ」そのものを表わしていると思われます。私たちは、本当はみな弱い者なのです。》

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