• 日々のみ言葉 2022年6月9日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2022年6月9日(木)

    ◎聖書箇所【ローマ人への手紙3章13節~18節】
    3:13 「彼らののどは、開いた墓であり、彼らはその舌で欺く。」
    「彼らのくちびるの下には、まむしの毒があり、」
    3:14 「彼らの口は、のろいと苦さで満ちている。」
    3:15 「彼らの足は血を流すのに速く、
    3:16 彼らの道には破壊と悲惨がある。
    3:17 また、彼らは平和の道を知らない。」
    3:18 「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」

    ◎ショートメッセージ
    《使徒パウロは、同胞ユダヤ人のその時代における実態を、旧約聖書から引用して説明しています。

    『彼らの口には真実がなく、その心には破滅があるのです。彼らののどは、開いた墓で、彼らはその舌でへつらいを言うのです。(詩篇5:9)』

    『蛇のように、その舌を鋭くし、そのくちびるの下には、まむしの毒があります。(詩篇140:3)』

    『彼らの足は悪に走り、罪のない者の血を流すのに速い。彼らの思いは不義の思い。破壊と破滅が彼らの大路にある。彼らは平和の道を知らず、その道筋には公義がない。彼らは自分の通り道を曲げ、そこを歩む者はだれも、平和を知らない。(イザヤ59:7~59:8)』

    『罪は悪者の心の中に語りかける。彼の目の前には、神に対する恐れがない。(詩篇36:1)』

     ここから何が分かるかと言いますと、いかにパウロが旧約聖書に通じているのか、と言うことです。
     当時の聖書は巻物ですし、しかもユダヤ人の会堂において厳重に保管されていましたから、現在のように、すぐには開けませんでした。しかし、異邦人の世界では、ヘブル語聖書ではなく、アレキサンドリアの70人ギリシャ語訳聖書が、出回っていたのです。
     もしかしましたら、パウロの手元には、その聖書があった可能性は、非常に高いかも知れません。》

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