◇◆◇日々のみ言葉
2022年6月10日(金)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙3章13節~18節】
3:13 「彼らののどは、開いた墓であり、彼らはその舌で欺く。」
「彼らのくちびるの下には、まむしの毒があり、」
3:14 「彼らの口は、のろいと苦さで満ちている。」
3:15 「彼らの足は血を流すのに速く、
3:16 彼らの道には破壊と悲惨がある。
3:17 また、彼らは平和の道を知らない。」
3:18 「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。昨日は、パウロが引用した旧約聖書の原文を改めて掲載し、いかに彼が旧約聖書に通じていたのかについて学びました。
さて、パウロは、ローマに在住する主にある兄弟姉妹に向けて、この手紙を書き送っています。
ここで、なぜパウロは、ユダヤ人の実態について、旧約聖書からみ言葉を引用して説明したのでしょうか。
確かに彼らは、神様の選民であり、その事実は、二千年経った今現在でも変わることはありません。よって、救われる異邦人の数が満ちた時、教会は栄光の下に、天に引き上げられ、神様の栄光は、再びユダヤ人に戻って行くことになるわけです。
しかし、当時のユダヤ人の指導者たち、祭司長たち、パリサイ人や律法学者たちは、主イエス様に何をしましたか。
彼らの目の前で、メシア預言と言われたイザヤ書に描かれた「キリストとしてのしるしや奇跡」を、目の当たりに見たにもかかわらず、信じることも受け入れることもしませんでした。そればかりではなく、自分たちの宗教的な地位や名誉を守る為に、十字架につけたのです。
まさに、ここに書かれたことは、彼らにすべて当てはまるのです。もちろん、かつてのサウロ自身にもです。紀元70年には、このすべての報いが彼らにもたらされるのです。
私は、この部分には、パウロ自身の悔い改めも、入っているのではないかと、考えます。》