◇◆◇日々のみ言葉
2022年7月11日(月)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙5章20節~21節】
5:20 律法がはいって来たのは、違反が増し加わるためです。しかし、罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。
5:21 それは、罪が死によって支配したように、恵みが、私たちの主イエス・キリストにより、義の賜物によって支配し、永遠のいのちを得させるためなのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『5:20 律法がモーセによって与えられたのは、人がいかに神の律法に従えない存在であるかということを自覚させるためである。しかし、罪の自覚の深まるにつれ、神の救いの恵みのすばらしさも分かるようになる。
5:21 罪は、結局、人を死に至らせたが、神の救いの恵みは、私たちの主イエス・キリストによって、神の御前で正しい身分を与え、また、永遠の祝福を与えて下さるのである。』
新改訳は、確かにギリシャ原語に忠実に訳していますが、非常に分かりにくいのです。
「律法がはいって来たのは、違反が増し加わるためです。」
律法は、勝手に入って来たのではありません。神様によってモーゼを通して、人間に与えられたのです。違反は増し加わるのではありません。罪の意識が増し加わるのです。
「しかし、罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。」
なぜ、罪の増し加わる所には、恵みが満ち溢れるのでしょうか。罪を多く犯した者は、それが恵みとなるのでしょうか。違うのです。罪の意識が深まるにつれ、その罪が赦されたことによって、いかに恵みであるのか、それを心の奥底から知ると言うことなのです。
その点、現代訳は、明確に罪赦されることは、恵みの何ものでもなく、また主イエス様の、十字架がどれほどに素晴らしいことなのかを教えています。
明日から、第6章に入ります。》