◇◆◇日々のみ言葉
2022年7月12日(火)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙6章1節~2節】
6:1 それでは、どういうことになりますか。恵みが増し加わるために、私たちは罪の中にとどまるべきでしょうか。
6:2 絶対にそんなことはありません。罪に対して死んだ私たちが、どうして、なおもその中に生きていられるでしょう。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『6:1 それでは、私たちは救いの恵みのすばらしさがますます分かるために、罪の中にとどまっていた方がよいのだろうか。
6:2 とんでもないことだ。罪に対して死んだはずの私たちが、どうして罪の中に生きてなどいられるだろうか。』
「恵みが増し加わるために、私たちは罪の中にとどまるべきでしょうか。(新改訳)」
この表現は、非常に誤解を招きます。どうして、罪の中にとどまることによって、恵みが増し加わることになるのでしょうか。それゆえに、現代訳の方が、真理を伝えています。
「私たちは救いの恵みのすばらしさがますます分かるために、罪の中にとどまっていた方がよいのだろうか。(現代訳)」
また、「とどまる」と言う表現も厳密に言えば、可笑しな事です。むしろ、「罪を犯し続ける」と言った方が、もっと分かりやすいかと思うのです。
罪を赦していただき、罪から解放された者が、どうして罪を犯し続けることが出来ると言うのでしょう。もし、それが出来るとするならば、その人は真に救われていないか、あるいは、故意に罪を犯し続けているとしたら、もはやその人の内には、聖霊様はおられず、救いの証印である聖霊様は去って行かれ、その人は、主イエス様を二度、十字架にかけることになるのです。
それゆえ、パウロは言います。
『御霊を消してはなりません。(第Ⅰテサロニケ5:19)』
そして、
『神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。(エペソ4:30)』と。
罪を犯し続けるのなら、聖霊様を悲しませ、やがて聖霊様は去って行かれることになるのです。そんなことは、決してあってはならないことです。》