◇◆◇日々のみ言葉
2022年8月12日(金)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙8章12節~13節】
8:12 ですから、兄弟たち。私たちは、肉に従って歩む責任を、肉に対して負ってはいません。
8:13 もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。しかし、もし御霊によって、からだの行ないを殺すなら、あなたがたは生きるのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『8:12 信者の皆さん。だから、私たちは、生まれながらの古い人に従って生きる義務はない。
8:13 というのは、あなたがたがまれながらの古い人に従って生活するなら、滅びる以外にないが、御霊によって、情欲に打ち勝つなら、生きるようになる。』
ここも難しい箇所です。ここから「禁欲主義」が出てきたと言っても良いでしょう。また、「霊」は良いものであり、肉(体)は悪いものと言う見解も出て来るとも言えます。
しかし、神様は私たち人間を創造された時、すべてが良いものであると言われたのです。
創世記によれば、
『そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」と仰せられた。
神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。神はまた、彼らを祝福し、このように神は彼らに仰せられた。
「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」 ついで神は仰せられた。
「見よ。私は、全地の上にあって、種を持つすべての草と、種を持って実を結ぶすべての木をあなたがたに与えた。それがあなたがたの食物となる。また、地のすべての獣、空のすべての鳥、地をはうすべてのもので、いのちの息のあるもののために、食物として、すべての緑の草を与える。」すると、そのようになった。
そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。こうして夕があり、朝があった。第六日。(創世記1:26~1:31)』と書いてあります。
私たちは、創造の第六日目に造られたのです。そして、神様は、造られたすべてのものをご覧になり、それは非常によく、本当に満足されたのです。
そこに、罪が入って来ました。本来、非常に良かったはずの肉(体)は、罪に用いられるようになりました。確かに、肉はまだ贖なわれてはいません。
しかし、問題はもっと複雑で、心の中にある思いが、「情欲」が罪を犯させるのです。この情欲を押さえこむには、どうしたら良いのでしょうか。その答えが、聖霊様です。
聖霊様と共に、み言葉に従って歩むならば、御霊の人として、「情欲に打ち勝つ時が必ずやって来る」とパウロは言うのです。》