◇◆◇日々のみ言葉
2023年1月9日(月)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙15章3節~6節】
15:3 キリストでさえ、ご自身を喜ばせることはなさらなかったのです。むしろ、「あなたをそしる人々のそしりは、私の上にふりかかった。」と書いてあるとおりです。
15:4 昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。
15:5 どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにして下さいますように。
15:6 それは、あなたがたが、心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえるためです。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。再度、現代訳を掲載します。
『15:3 というのは、神の御子キリストでさえ、ご自分を喜ばせなかったからである。むしろ、「神に敵対する人々のそしりが私の上にふりかかった。」と、旧約聖書の詩篇に記されているとおりである。
15:4 旧約聖書に記されていることは、すべて私たちのために書かれているからである。それは、聖書の与える忍耐と慰めによって、私たちに希望を持たせるためである。
15:5 どうか忍耐と慰めの神が、あなたがたを、キリスト・イエスに倣って、互いに同じ思いを持つようにして下さり、
15:6 こうして、心を一つにし、一つの口で、私たちの主イエス・キリストの父である神をあがめさせて下さるように。』
ここで、パウロは、
『旧約聖書に記されていることは、すべて私たちのために書かれているからである。それは、聖書の与える忍耐と慰めによって、私たちに希望を持たせるためである。(現代訳)』と証ししています。
実際に、この時には、まだ新約聖書は編纂されてはおりません。しかし、パウロの手元には、マルコとマタイの福音書の写しや、ペテロの手紙などの写しがあったのではないでしょうか。
ここでパウロが言います「聖書」とは、ユダヤ聖書、すなわち旧約聖書のことです。新約時代に生きている私たちに取っては、旧約聖書は分かりずらく、また面白みに欠けるきらいもありますが、パウロが言いますように、読む者に希望を与えることも事実なのです。
私たちの神様は、本当に「忍耐と慰め」の神様なのです。どれほど、人間に対して忍耐しておられるのでしょうか。特に私に対してですが。またみ言葉を通して慰めて下さるのでしょうか。
主イエス様は、紛れもなく「慰め」と「励まし」の方であられます。それは、ご自身が「悲しみの人」であられたからです。また、主イエス様が遣わされた聖霊様も「慰め主」であられます。み言葉を通して、メッセージを通して、慰め、希望を与えて下さるのです。》