◇◆◇日々のみ言葉
2023年1月11日(水)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙15章8節~9節】
15:8 私は言います。キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者のしもべとなられました。それは先祖たちに与えられた約束を保証するためであり、
15:9 また異邦人も、あわれみのゆえに、神をあがめるようになるためです。こう書かれているとおりです。「それゆえ、私は異邦人の中で、あなたをほめたたえ、あなたの御名をほめ歌おう。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『15:8 キリストは、神の真実さをあかしするために、選民であるイスラエルの民に仕える者となられた。これは、イスラエルの先祖たちに与えられた神の約束が確かなものであることを示すためであり、
15:9 また、異邦人も神のあわれみによって救われ、神をあがめるようになるためである。それは、旧約聖書に次のように記されているとおりである。「このために、私は異邦人の中で、あなたをほめたたえ、あなたのお名前をほめ歌おう。」』
主イエスは、選民イスラエルの民(ユダヤ人)としてお生まれになられました。「割礼のある者のしもべとなられ」、あるいは「選民であるイスラエルの民に仕える者となられ」たと言うことは、主イエスが様々な奇跡やしるしを行なわれたことは、ユダヤ人の中においてであったということです。
マタイは、
『それから、イエスはそこを去って、ツロとシドンの地方に立ちのかれた。すると、その地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。
「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんで下さい。娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。」
しかし、イエスは彼女に一言もお答えにならなかった。そこで、弟子たちはみもとに来て、
「あの女を帰してやって下さい。叫びながらあとについて来るのです。」と言ってイエスに願った。しかし、イエスは答えて、
「私は、イスラエルの家の滅びた羊以外の所には遣わされていません。」と言われた。しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、
「主よ。私をお助け下さい。」と言った。すると、イエスは答えて、
「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」と言われた。しかし、女は言った。
「主よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。
「ああ、あなたの信仰は立派です。その願いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。(マタイ15:21~15:28)』と、書き記しています。
主は、まず始めに、「イスラエルの家の滅びた羊」の所に遣わされたことを明確に告げています。しかし、このように異邦人にも恵みが与えられることも、表わしておられるのです。明日も同じ箇所からです。》