◇◆◇日々のみ言葉
2023年1月19日(木)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙15章18節~19節】
15:18 私は、キリストが異邦人を従順にならせるため、この私を用いて成し遂げて下さったこと以外に、何かを話そうなどとはしません。キリストは、言葉と行ないにより、
15:19 また、しるしと不思議をなす力により、さらにまた、御霊の力によって、それを成し遂げて下さいました。その結果、私はエルサレムから始めて、ずっと回ってイルリコに至るまで、キリストの福音をくまなく伝えました。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『15:18 私は、キリストが私を用いて、異邦人に主を信じさせるため、言葉と行ないにより、
15:19 また、奇跡を行なう超自然の力により、さらにまた、御霊の力によって働かれたということ以外は、何もあえて語りはしない。こうして、私はエルサレムから、回り回ってイルリコにまで、キリストの福音を伝え続けてきた。』
今日は、『エルサレム」から始めて、「ずっと回って「イルリコ」に至るまで、キリストの福音をくまなく伝えました』ことについて、共に考えてみましょう。
パウロは、ダマスコでの奇跡的な主イエス様との出会いの後、一度エルサレムに戻っています。その事は使徒の働きに書き記されています。
『こうして私がエルサレムに帰り、宮で祈っていますと、夢ごこちになり、主を見たのです。主は言われました。
「急いで、早くエルサレムを離れなさい。人々が私についてのあなたのあかしを受け入れないからです。」そこで私は答えました。
「主よ。私がどの会堂ででも、あなたの信者を牢に入れたり、むち打ったりしていたことを、彼らはよく知っています。また、あなたの証人ステパノの血が流されたとき、私もその場にいて、それに賛成し、彼を殺した者たちの着物の番をしていたのです。」
すると、主は私に、「行きなさい。私はあなたを遠く、異邦人に遣わす。」と言われました。」(使徒の働き22:17~22:21)』と。
そして、「イルリコ」とは、ローマの属州の一つで、アドリヤ海の東にあり、北はパンノニヤ、東および南はマケドニヤに接しています。パウロがイルリコに赴いたのは、第3回伝道旅行の折、マケドニヤとアカヤ(ギリシヤ)に行った頃のことと見られています。
よって、この「ローマ人への手紙」は、紀元56年から紀元57年頃にコリントにおいて書かれたことになります。
伝道は、聖霊(御霊)の力がなければ、容易く出来るものではありません。パウロはそのことを、強く証ししているのです。》