◇◆◇日々のみ言葉
2023年1月26日(木)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙16章1節~2節】
16:1 ケンクレヤにある教会の執事で、私たちの姉妹であるフィベを、あなたがたに推薦します。
16:2 どうぞ、聖徒にふさわしいしかたで、主にあってこの人を歓迎し、あなたがたの助けを必要とすることは、どんなことでも助けてあげて下さい。この人は、多くの人を助け、また私自身をも助けてくれた人です。
◎ショートメッセージ
《今日から、「ローマ人への手紙」の学びは、いよいよ最後の16章に入ります。現代訳を掲載します。
『16:1 ケンクレヤにある教会の執事で、愛する婦人フィベを、あなたがたに紹介しよう。
16:2 どうかクリスチャンにふさわしく、信仰によって彼女を暖かく迎え、彼女を助けてあげてほしい。彼女は、今まで多くのクリスチャンを助けてきたし、私も彼女から経済面で助けてもらったことがある。』
ケンクレアとは、コリントの東にある港町のことです。このケンクレヤの教会の「執事」であったフィベとは、パウロの「ローマ人への手紙」をローマに携えて行った女性であると理解されています。
彼女は「女執事」と言われ、教会の中で霊的、物質的な指導と援助に当っていた人でした。彼女は愛にあふれて「多くの人を助け」たようです。パウロ自身も彼女の援助を受けたことを証ししています。伝道旅行の時、パウロは彼女の家に滞在したことも考えられます。
そして、「あなたがたに推薦します」あるいは、「あなたがたに紹介しよう」と言うことから、パウロは、ローマの主にある兄弟姉妹のために、フィベを送ったとも考えられます。
彼女が、どんな職業についていたのかは、聖書には書かれていませんので分かりませんが、かなり裕福であったことは間違いありません。》