◇◆◇日々のみ言葉
2023年3月8日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章19節~20節】
1:19 また少し行かれると、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネをご覧になった。彼らも舟の中で網を繕っていた。
1:20 すぐに、イエスがお呼びになった。すると彼らは父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスについて行った。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『1:19 そこからさらにまた少し行かれると、イエスは別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその弟ヨハネが、舟の中で網を繕っているのをご覧になった。
1:20 イエスは、すぐに彼らをお召しになった。すると、彼らは父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスに従った。』
ヨハネは福音書にこのように書き記しています。
『イエスはこのことを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行ない、ご自分の栄光を現わされた。それで、弟子たちはイエスを信じた。その後、イエスは母や兄弟たちや弟子たちと一緒に、カペナウムに下って行き、長い日数ではなかったが、そこに滞在された。(ヨハネ2:11~2:12)』と。
カペナウムには、主の母マリアの妹サロメが住んでいました。その夫こそがゼベダイであって、ガリラヤ湖の大きな網元であったと伝えられています。主の母マリア、そして主イエスと弟たちと妹たちは、カペナウムに訪れる度に、ゼベダイの家に寝泊まりしたことは間違いありません。
それだけではありません。ゼベダイはエルサレム市内にも、自分の家を持っていたと思われます。毎年、主の母マリアと夫ヨセフはエルサレムの「過越の祭」に巡礼したことを、ルカは福音書に書き記しています。
この事実から、ゼベダイの家はかなり裕福であったことは間違いありません。
また主イエスの家庭も、貧しいと言われることが多いのですが、私はそう思ってはいません。主の家庭もそれなりに祝福された生活をしていたと思っています。
自分の子ではないイエスを自分の子として受け入れ、大工の跡継ぎとして育てあげたヨセフの家庭が、どうして父なる神様に祝福されないようなことがあるでしょうか。
また、四人の弟たち(ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモン)、そして妹たちが、毎日食べる物に困るようなことが、どうして起こりえるのでしょうか。
主イエスは、真の人ですが、同時に真の創造主なる神様でもあられたのです。その方が共におられる家庭が、どうして祝福されないような事があるのでしょうか。
今、このお方は、私たちと共にいて下さいます。何と言う幸い、そして何と言う恵み。明日も同じ箇所からです。》