◇◆◇日々のみ言葉
2023年3月10日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章19節~20節】
1:19 また少し行かれると、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネをご覧になった。彼らも舟の中で網を繕っていた。
1:20 すぐに、イエスがお呼びになった。すると彼らは父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスについて行った。
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『1:19 そこからさらにまた少し行かれると、イエスは別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその弟ヨハネが、舟の中で網を繕っているのをご覧になった。
1:20 イエスは、すぐに彼らをお召しになった。すると、彼らは父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスに従った。』
さてマルコは、ヤコブとヨハネは、
「彼らは父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスについて行った」と書き記しています。
単純明快に書かれていますが、ここから二つの事実が分かって来ます。一つは、父ゼベダイの態度です。もし、主イエスが誰なのかを知っていなかったとしたら、どうして二人の息子たちが、仕事を放り出してついて行くことを許可するでしょうか。
ゼベダイとは、「ヤハウェの賜物」という意味です。聖書はゼベダイが救われていたのかについては、何も書かれてはいませんが、私は二人の息子が使徒になったことによって、父を導いたと信じています。
次は、「雇い人たち」がいたことです。ここからかなり裕福な漁師であったことは明白です。
また二人の息子が家業を離れることができたことや、妻サロメが主イエスと同行し十字架刑まで目撃できたことの背後には、ゼベダイの協力と豊かな経済力があったからこそ出来たと言われています。
もしかしましたら、主イエスの三年半におよぶ公生涯において、主イエスと弟子たちを経済的に支えたのはゼベダイであったかも知れません。
人は皆違っています。そして、人には、それぞれ与えられた任務があるのです。そしてその任務は誰もが同じではありません。しかし、どの任務も主の働きには必要であり、そしてそれは主イエス様に従うことなのです。
働きは違っていても、その任務を果たすことは主イエス様を喜ばせることです。もちろん華々しい任務があり、また人の目にはつかない任務も存在します。
大切なことは、従うことです。主は心をご覧になられます。動機をご覧になられます。何時も喜んで、主の働きに携わって行きたいものです。》