◇◆◇日々のみ言葉
2023年4月11日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書2章18節~20節】
2:18 ヨハネの弟子たちとパリサイ人たちは断食をしていた。そして、イエスのもとに来て言った。「ヨハネの弟子たちやパリサイ人の弟子たちは断食するのに、あなたの弟子たちはなぜ断食しないのですか。」
2:19 イエスは彼らに言われた。「花婿が自分たちと一緒にいる間、花婿につき添う友だちが断食できるでしょうか。花婿と一緒にいる時は、断食できないのです。
2:20 しかし、花婿が彼らから取り去られる時が来ます。その日には断食します。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。再度、現代訳を掲載します。
『2:18 ヨハネの弟子たちとパリサイ派の人たちは、よく断食をしていた。そこで、彼らがイエスのもとに来て、こう言った。「ヨハネの弟子たちとパリサイ派の人たちはよく断食をするのに、どうしてあなたの弟子たちは断食をしないのですか。」
2:19 イエスは彼らに言われた。「婚礼の客は、花婿がまだ一緒にいる時に、悲しむでしょうか。
2:20 しかし、彼らから花婿が取り去られる日が来ます。その時は、断食をするでしょう。」』
今日は、主イエスが言われたことについて考えて見ましょう。
「花婿が自分たちと一緒にいる間、花婿につき添う友だちが断食できるでしょうか。花婿と一緒にいる時は、断食できないのです。しかし、花婿が彼らから取り去られる時が来ます。その日には断食します。」
「花婿」とは、もちろん主イエスのことです。ここにおいても、主は奥義を語っています。ユダヤの婚礼は、通常一週間は続きます。ヨハネの福音書には、最初のしるしである「カナの婚礼」において、水を葡萄酒に変える奇跡を行なわれました。この席には、花婿と共に友人たちは一緒だったのです。なぜなら、花嫁の家に、花婿を連れて来るのは、友人たちであったからです。その祝宴の席において、なぜ友人は断食する必要があるのか、と言うことを主は言われたのです。
この「友だち(婚礼の客)こそ、十二弟子たちを指しています。彼らは、この時には、主イエスと何時も一緒であり、主の栄光を見、またその祝福に預かっています。
しかし、やがて主イエスの十字架に直面する日がやって来ます。そして、暗黒の三日間が訪れるのです。
その時こそ、十二弟子たちは、悲しみと失意の中に、何も食べることが出来なくなってしまいます。それが、「その日には断食します」と言う意味であり、また預言でもあるのです。》