◇◆◇日々のみ言葉
2023年4月17日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書3章1節~5節】
3:1 イエスはまた会堂にはいられた。そこに片手のなえた人がいた。
3:2 彼らは、イエスが安息日にその人を直すかどうか、じっと見ていた。イエスを訴えるためであった。
3:3 イエスは手のなえたその人に、「立って、真中に出なさい。」と言われた。
3:4 それから彼らに、「安息日にしてよいのは、善を行なうことなのか、それとも悪を行なうことなのか。いのちを救うことなのか、それとも殺すことなのか。」と言われた。彼らは黙っていた。
3:5 イエスは怒って彼らを見回し、その心のかたくななのを嘆きながら、その人に、「手を伸ばしなさい。」と言われた。彼は手を伸ばした。するとその手が元どおりになった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。再度、現代訳を掲載します。
『3:1 イエスはがまた会堂に入って来られると、そこには、片手の不自由な人がいた。
3:2 パリサイ派の人たちは、イエスが安息日にその人を治すかどうか、じっと伺っていた。それは、イエスを訴えるためであった。
3:3 イエスは手の不自由な人に、「立って、真中に出て来なさい。」と言われた。
3:4 それから、彼らに言われた。「安息日に善を行なうのと、悪を行なうのと、どちらが良いでしょうか。また安息日に、人の命を救うのと、殺すのと、どちらが良いでしょうか。」彼らは黙っていた。
3:5 そこで、イエスは心に憤りを覚えられ、彼らを見回し、その心のかたくななことを嘆きながら、手の不自由な人に向かって、「手を伸ばしなさい。」と言われた。彼が手を伸ばすと、手は元どおりになった。』
片手の萎えた人は、もちろんユダヤ人です。ユダヤ人でなければ、会堂に入ることはできません。しかし、ユダヤ人であっても、羊飼いや取税人、そしてらい病人も入ることは許されません。権威を持つ会堂管理人が厳しいチェックをしたのです。
片手の萎えた人は、パリサイ人や律法学者たちが無理矢理に連れて来た可能性が非常に高いと思われます。主イエスを陥れるためにです。主は、その人を見て言われます。
「立って、真中に出なさい。」
この時、もしその人が前に出なかったのなら、どうなっていたでしょうか。しかし、彼は従います。しかも、人々の見ている真ん中に立ちます。主はさらに言われます。
「手を伸ばしなさい。」
この命令は彼にとって、屈辱的であるはずです。なぜなら、彼の萎えた手を、大勢の人々の目にさらすからです。
この時、もし彼が、固まってしまって、手を伸ばさないとしたら、どうなっていたでしょうか。しかし、彼は従うのです。すると、その手が元どおりになったのです。
主に従うと、奇跡が起こります。大切なことは、主イエスを信じ、全身全霊を持って信頼し、従うことなのです。》