◇◆◇日々のみ言葉
2023年4月19日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書3章6節】
3:6 そこでパリサイ人たちは出て行って、すぐにヘロデ党の者たちと一緒になって、イエスをどうして葬り去ろうかと相談を始めた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『3:6 そこでパリサイ派の人たちは出て行き、すぐにヘロデ党の者たちと一緒になり、イエスをどうして殺そうかと相談を始めた。』
主イエスは、カペナウムのユダヤ人会堂にはいりました。そこには片手の不自由な人がいたのです。それだけではありません。そこには、ユダヤ最高議会サンヘドリンから遣わされて来た、パリサイ人や律法学者たちもいたのです。
彼らは、安息日に主イエスが、片手の不自由な人を治すかどうか、じっと見ていたのです。なぜなら、『安息日を破る者として、主イエスを訴えるためであった』とマタイは書き記しています。
「立って、真中に出なさい。手を伸ばしなさい。」
するとその手は、見る見るうちに元どおりになりました。何と萎えていた手が、もう一方と同じ大きさと太さと、同じ色になったのです。
会堂にいた全員がその奇跡を目撃しました。弟子たちも、会堂管理人も、そしてパリサイ人や律法学者たちも。
しかし、パリサイ人や律法学者たちの心は、非常にかたくなで、その超自然的な奇跡を目の当たりに見たにもかかわらず、彼らは、会堂から急ぎ足で出て行ったのです。
それだけではありません。「ヘロデ党」の者たちと手を組むのです。実は彼らは、敵対していた者同士でした。
なぜなら、パリサイ人や律法学者たちは、あえて表には出しませんが、反ローマ派なのです。しかし、ヘロデ党の者たちは、親ローマ派で、ヘロデを支持しているのです。
本来ならば受け入れ合うことのない者同士なのですが、対ナザレのイエスに関しては、何と手を組んだと言うわけです。》