◇◆◇日々のみ言葉
2023年4月25日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書3章16節~19節】
3:16 こうして、イエスは十二弟子を任命された。そして、シモンにはペテロという名をつけ、
3:17 ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。
3:18 次に、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、
3:19 イスカリオテ・ユダ。このユダが、イエスを裏切ったのである。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『3:16 こうして、イエスは十二使徒を任命された。そして、頑固なシモンには、「石」という意味のペテロというあだ名をつけ、
3:17 すぐに怒ってしまうゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネには、ボアネルゲ、すなわち、「雷の子」というあだ名をつけられた。
3:18 次に、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、
3:19 イスカリオテ・ユダである。このユダが、イエスを裏切った。』
マルコは、主イエスが、ガリラヤ湖半にある「山」において、たくさんの弟子たちの中から、十二使徒を選ばれたことを書き記しています。
そしてその理由は、『彼らを身近な所に置いて訓練するためであり、彼らを遣わして福音を宣べ伝えさせ、悪霊を追い出す権威を与えるためであった。』と言うのです。
この時期は、主イエスの公生涯のいつ頃であったのかについては、聖書には書かれていませんが、おそらく第一回ガリラヤ伝道を終えた頃ではないでしょうか。
ヨハネの福音書によれば、バプテスマのヨハネからバプテスマを授かってから、数日後には、すでに六人の使徒たちを召し出しています。すなわち、シモン・ペテロと弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとヨハネ、ピリポとナタナエル(バルトロマイ)です。
となりますと、マルコが、この箇所に書き記した順が、十二使徒の召し出された順ではないかと思えるのです。(ただし、最初の兄弟たちは、実は順が違っています。シモン・ペテロの弟アンデレと、ゼベダイの子ヨハネが、先に主の弟子となって、兄であるシモンとヤコブを、主に引き合わせたのです。)
そして、十二使徒の一番最後は、イスカリオテのユダになっています。彼だけが、ガリラヤ出身ではなくカリオテ出身です。それゆえ、イスカリオテのユダと呼ばれたのです。明日も同じ箇所からとなります。》