• 日々のみ言葉 2023年4月27日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年4月27日(木)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書3章20節】
    3:20 イエスが家に戻られると、また大ぜいの人が集まって来たので、みなは食事する暇もなかった。

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『3:20 イエスが家に入られると、また大勢の人が集まって来たので、イエスと弟子たちは、食事をすることもできなかった。』

     主イエスと弟子たちの一行は、「家」に戻って来ました。この「家」とは、カペナウムにありますシモン・ペテロの家のことです。主イエスは、ここを拠点として、第二回および第三回ガリラヤ伝道を行なわれました。
     主が戻る度ごとに、シモン・ペテロのしゅうとめや妻は、心からの持てなしをしたに違いありません。もちろん、二人だけでは、主と弟子たちの一行の食事の世話をすることには、限界があるかと思われます。
     少なくとも、主と十二弟子だけで、十三名となります。そして、おそらくマッテヤとバルサバ(バルナバと同一人物の可能性が高い)と呼ばれるユストもいたに違いありません。とするならば、最低人数は十五名にもなります。
     これは、大変な食事の準備になるはずです。私は毎朝、ここ数年にわたって、私と家内の朝食を準備していますが、最低でも20分以上はかかります。二人でさえ、そのぐらいの手間がかかるのですから、十五名の男性、しかも皆、屈強な男たちですから、食べる量もそれなりであったかと思われます。
     それだからこそ、カペナウムには、ゼベダイの子ヤコブとヨハネの母であるサロメがいたのです。そして、裕福であったゼベダイが、主イエスのガリラヤ伝道の経済的な支えをしたに違いありません。

    『イエスが家に入られると、また大勢の人が集まって来たので、イエスと弟子たちは、食事をすることもできなかった。(現代訳)』

     すでに、食事の準備は整っていたのです。しかし、病気にかかった人や、悪霊に取り憑かれた人が、大勢連れて来られた為に、主イエスと弟子たちは、その相手をしなければなりませんでした。主も彼らもかなり疲れていたはずです。彼らには休息が必要でした。

     このことがあった為に、カペナウムを中心としたガリラヤ伝道から、ユダヤの別の場所における伝道へと移行する転換点になったと思われます。》

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