◇◆◇日々のみ言葉
2023年5月12日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書4章2節~9節】
4:2 イエスはたとえによって多くのことを教えられた。その教えの中でこう言われた。
4:3 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。
4:4 蒔いているとき、種が道ばたに落ちた。すると、鳥が来て食べてしまった。
4:5 また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。
4:6 しかし日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった。
4:7 また、別の種がいばらの中に落ちた。ところが、いばらが伸びて、それをふさいでしまったので、実を結ばなかった。
4:8 また、別の種が良い地に落ちた。すると芽ばえ、育って、実を結び、三十倍、六十倍、百倍になった。」
4:9 そしてイエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」
◎ショートメッセージ
《引き続き、「種蒔きのたとえ」の同じ箇所からです。再三ですが、現代訳を掲載します。
『4:2 イエスは、たとえで多くのことを教えられた。
4:3 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出て行きました。
4:4 種を蒔いているうちに、ある種は道ばたに落ちました。すると、鳥が来て、それを食べてしまいました。
4:5 ほかの種は、たいして土の無い石地に落ちました。そこは土が深くないので、すぐに芽を出しましたが、
4:6 日が上ると、焼けてしまい、根がないので枯れてしまいました。
4:7 ほかの種は、いばらの中に落ちました。すると、いばらが伸びて、ふさいでしまいました。
4:8 しかし、もう一つの種は良い地に落ちました。すると、芽ばえ、育って、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍の実を結びました。」
4:9 そして、イエスは最後にこう言われた。「私の言っていることが何を意味しているのか、よく考えてみなさい。」』
種を蒔く人とは、主イエス様ご自身のことです。そして、蒔かれた土地とは、人の心を表わしていることは、すでに周知の事実です。
「いばらの中」とは、心の中が、この世のことで一杯の人を指しています。すなわち権力、名誉、地位、富などの関心事で心が一杯で、主イエス様のみ言葉が芽を出して育つことが出来ない心の持ち主の人を指しています。まさしく、主イエス様が言われた通りなのです。
『「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」(マタイ6:24)』と。
そして最後は、「良い地」の心の持ち主です。まさに幼子のような信仰の持ち主で、主イエス様の言葉を、ただ聞いただけでなく、言われた通りに行なおうとする人のことです。このような人は、主イエス様に愛され、そして三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶことになると、主イエ様は約束されているのです。》