◇◆◇日々のみ言葉
2023年5月11日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書4章2節~9節】
4:2 イエスはたとえによって多くのことを教えられた。その教えの中でこう言われた。
4:3 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。
4:4 蒔いているとき、種が道ばたに落ちた。すると、鳥が来て食べてしまった。
4:5 また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。
4:6 しかし日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった。
4:7 また、別の種がいばらの中に落ちた。ところが、いばらが伸びて、それをふさいでしまったので、実を結ばなかった。
4:8 また、別の種が良い地に落ちた。すると芽ばえ、育って、実を結び、三十倍、六十倍、百倍になった。」
4:9 そしてイエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」
◎ショートメッセージ
《引き続き、「種蒔きのたとえ」の同じ箇所からです。再度、現代訳を掲載します。
『4:2 イエスは、たとえで多くのことを教えられた。
4:3 「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出て行きました。
4:4 種を蒔いているうちに、ある種は道ばたに落ちました。すると、鳥が来て、それを食べてしまいました。
4:5 ほかの種は、たいして土の無い石地に落ちました。そこは土が深くないので、すぐに芽を出しましたが、
4:6 日が上ると、焼けてしまい、根がないので枯れてしまいました。
4:7 ほかの種は、いばらの中に落ちました。すると、いばらが伸びて、ふさいでしまいました。
4:8 しかし、もう一つの種は良い地に落ちました。すると、芽ばえ、育って、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍の実を結びました。」
4:9 そして、イエスは最後にこう言われた。「私の言っていることが何を意味しているのか、よく考えてみなさい。」』
種を蒔く人とは、主イエス様ご自身のことです。そして、蒔かれた土地とは、人の心を表わしています。
「道ばた」とは、心の鈍い人であり、主イエス様の言葉を心に留めようとはしない人のことです。鳥とは、悪魔や悪霊のことです。彼らに、蒔かれた主のみ言葉を奪われてしまう心の持ち主のことを指しています。
次ぎに、「土の薄い岩地」あるいは、「土の無い石地」とは、主イエス様のみ言葉を聞くと、すぐに喜んで受け入れるのですが、試練や、ちょっとした困難が起きると、たやすく信仰と信頼を捨ててしまう心の持ち主のことを指しています。
残念ながら、せっかく教会に導かれて、信仰告白し、洗礼を授けられたにもかかわらず、教会を去って行く人が数多く存在することも事実なのです。日本のクリスチャンの寿命は三年とも言われています。
そのような人々が、もう一度、主イエス様のみ言葉に立ち返って、聖霊様が導かれる教会に、再び所属して、信仰生活を再スタートして欲しいと願っています。
明日も続きです。》