◇◆◇日々のみ言葉
2025年7月25日(金)
◎聖書箇所【第Ⅱコリント人への手紙11章5節】
11:5 私は自分をあの大使徒たちに少しでも劣っているとは思いません。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『11:5 しかし、私は決してあの偽使徒が私より優れているとは思っていない。』
ここでは、新改訳と現代訳では大いに意味が異なっています。新改訳においては、「大使徒」と訳されていて、すなわち、この時にまだ存命していた十二使徒たちを指しています。しかし、この時には、すでにゼベダイの子ヤコブは殉教しており、実際には十一使徒になっています。
ところが、現代訳では、十二使徒ではなく、偽使徒と訳しています。どちらが正しいのでしょうか。どちらともに意味が取れるかと思われますが、偽使徒と主イエスに召し出された本物の使徒では雲泥の差があることは当たり前のことです。よって、この箇所では、新改訳の解釈の方が正しいと私は判断しています。
パウロは、十字架に掛けられる前の主イエスに使徒として任命されたのではありません。しかし、ダマスコ途上において、復活の主イエスにお会いし、異邦人の使徒として任命されたことは事実であり真実です。
それゆえに、十二使徒たちと比べても、決して劣っていないと言うわけです。確かに、十二使徒は、直接主イエスが選ばれました。その証人として、後に十二使徒に加えられたマッテヤ、そしてバルナバは、その場面に同席していたと思われます。》