◇◆◇日々のみ言葉
2023年5月17日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書4章13節~14節】
4:13 そして彼らにこう言われた。「このたとえがわからないのですか。そんなことで、いったいどうしてたとえの理解ができましょう。
4:14 種蒔く人は、み言葉を蒔くのです。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『4:13 そして、彼らに言われた。「このたとえがわからないのですか。そんなことで、いったいどうして他のたとえを理解できるでしょう。
4:14 種蒔く人は、み言葉の種を蒔くのです。』
「このたとえがわからないのですか。そんなことで、いったいどうしてたとえの理解ができましょう。」(新改訳)
「このたとえがわからないのですか。そんなことで、いったいどうしてほかのたとえを理解できるでしょう。」(現代訳)
主イエス様のこの言葉ですが、新改訳と現代訳では、大分ニュアンスが異なります。新改訳のほうは、主が弟子たちをとがめているような感じがします。しかし、現代訳では、主の優しいお心が伝わってくるような感じがします。
新改訳では、「種蒔きのたとえ」自体に目が向けられています。しかし、現代訳では、「他のたとえ」に目が向けられているのです。
主は、最初から「種蒔きのたとえ」が、ご自身が解き明かしをしなければ、弟子たちは理解出来ないことを知っておられました。また、弟子たちが質問してくることも予知しており、また後にご自身が解き明かしをすることも、視野において、語られたのです。
つまり、主イエス様がたとえを用いて語られた後に、必ず弟子たちには解き明かしがなされることを、ここで教えているのです。
しかし、パリサイ人や律法学者たちには、解き明かしはされません。なぜなら、解き明かしをしたとしても、彼らは悟らないからです。
「種蒔く人」とは、主ご自身のことです。主が語られた言葉こそ、神の言葉であり、そして「まことの命に至る種」、「至る道」であるのです。》