◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月1日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書4章37節~41節】
4:37 すると、激しい突風が起こり、舟は波をかぶって水でいっぱいになった。
4:38 ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40 イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」
4:41 彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った、「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からです。再三ですが、現代訳を掲載します。
『4:37 すると、ひどい突風が起こって、舟は波をかぶり、舟の中は水で一杯になってしまった。
4:38 ところが、イエスだけは、ともの方で、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれ死んでも構わないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に、「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40イエスは彼らに言われた。「どうして、そんなにこわがるのか。どうして信仰が無いのか。」
4:41 弟子たちは恐れおののいて、互いに言った、「風や湖までが言うことを聞くとは、一体この方はどなたなのだろう。」』
今日は、主イエス様が言われた言葉について考えて見たいと思います。
「イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。」(新改訳)
主は、まず「風をしかりつけ」ました。しかし、その言葉は書かれてはいません。そして、その後に、湖に向かって、「黙れ、静まれ。」と言われたのです。
おそらく、風があまりにもすごいので、弟子たちには、主が何と言われたのか、聞き取れなかったに相違ありません。しかし、「黙れ、静まれ。」と言われた言葉は、はっきりと聞こえたのです。
そして、順番の通り、まずは風が止み、波が静まり、そして大なぎになったのです。
このことは何を示しているのでしょうか。それは、主イエス様は創造主であると言うことです。神様は、言葉によって、この世界を創造されました。そして、使徒ヨハネは、第四福音書の初めに、明確にそのことを証ししています。
『初めに、言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。
この方は、初めに神と共におられた。すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。(ヨハネ1:1~1:3)』と。》