◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月3日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書4章37節~41節】
4:37 すると、激しい突風が起こり、舟は波をかぶって水でいっぱいになった。
4:38 ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40 イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」
4:41 彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った、「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からです。再三ですが、現代訳を掲載します。
『4:37 すると、ひどい突風が起こって、舟は波をかぶり、舟の中は水で一杯になってしまった。
4:38 ところが、イエスだけは、ともの方で、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれ死んでも構わないのですか。」
4:39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に、「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。
4:40イエスは彼らに言われた。「どうして、そんなにこわがるのか。どうして信仰が無いのか。」
4:41 弟子たちは恐れおののいて、互いに言った、「風や湖までが言うことを聞くとは、一体この方はどなたなのだろう。」』
今日は、弟子たちの反応から考えて見たいと思います。
彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った、「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」(新改訳)
弟子たちは恐れおののいて、互いに言った、「風や湖までが言うことを聞くとは、一体この方はどなたなのだろう。」(現代訳)
主イエスが、ガリラヤ湖での「大暴風を静める」奇跡は、三つの共観福音書のすべてに描かれています。そして、その前に、弟子たちは、実に多くの奇跡を見ています。
「シモン・ペテロのしゅうとめのいやし」、「手の萎えた人のいやし」、「らい病人のいやし」、「百人隊長の僕の青年のいやし」、「中風の人のいやし」などです。
また、ヨハネは第四福音書において、弟子たちは、最初に行なわれた「水を葡萄酒に変える」奇跡を体験し、主イエスをメシアとして信じたことを明らかにしています。
それなのに、なぜ、この時、彼らは恐れおののき、「いったいこの方はどういう方なのだろう」と、互いに言ったのでしょうか。
私たちは、このように疑い深い者なのです。信仰の薄い者なのです。多くの奇跡を見たことが信仰に繋がるのではありません。信仰とは、上から与えられるものなのです。
私たちは、主イエス・キリスト、このお方だけを信じ、信頼して行くのです。このお方だけが唯一の救い主であり、私たちの真の友なのですから。》