◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月5日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章1節~5節】
5:1 こうして彼らは湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
5:2 イエスが舟から上がられると、すぐに、汚れた霊につかれた人が墓場から出て来て、イエスを迎えた。
5:3 この人は墓場に住みついており、もはやだれも、鎖をもってしても、彼をつないでおくことができなかった。
5:4 彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせも砕いてしまったからで、だれにも彼を押えるだけの力がなかったのである。
5:5 それで彼は、夜昼となく、墓場や山で叫び続け、石で自分のからだを傷つけていた。
◎ショートメッセージ
《今日から、マルコの福音書の学びは、第5章に入ります。現代訳を掲載します。
『5:1 こうして、彼らは湖の向こう岸のゲラサ人の地に着いた。
5:2 イエスが舟から上がられると、悪霊につかれた人が墓場から出て来て、イエスに出会った。
5:3 この人は墓場に住んでおり、狂暴で、だれも彼を鎖でつないでおくことができなかった。
5:4 彼は、たびたび足かせや鎖でつながれながらも、鎖を引きちぎり、足かせも砕いてしまい、だれも彼を押えつけることができなかった。
5:5 それで、彼は夜も昼も、墓場や山で叫び続け、石で自分の体を傷つけていた。』
第一の夕方の頃になった時、「向こう岸へ渡ろう」と主イエスが言われ、シモン・ペテロの持ち舟や、ゼベダイの子らの持ち舟に乗って、主イエスと弟子たちは、ガリラヤ湖の向こう岸であるゲラサ人の土地にやって来ました。近くには、墓場があったのです。
その墓場から、一人の男が主の御元にやって来ました。しかし、マタイによりますと、二人の男と書き記されています。
『それから、向こう岸のガダラ人の地にお着きになると、悪霊につかれた人がふたり墓から出て来て、イエスに出会った。彼らはひどく狂暴で、だれもその道を通れないほどであった。(マタイ8:28)』と。
しかし、ルカは、マルコと同じで、ひとりの男としています。
『イエスが陸に上がられると、この町の者で悪霊につかれている男がイエスに出会った。彼は、長い間着物も着けず、家には住まないで、墓場に住んでいた。(ルカ8:27)』と。
いったい、真実はどちらなのでしょうか。私は二人いたと思っています。そして、リーダー格の男の方がおもに主イエスと話したのではないでしょうか。明日も同じ箇所からです。》