◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月8日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章11節~14節】
5:11 ところで、そこの山腹に、豚の大群が飼ってあった。
5:12 彼らはイエスに願って言った。「私たちを豚の中に送って、彼らに乗り移らせて下さい。」
5:13 イエスがそれを許されたので、汚れた霊どもは出て行って、豚に乗り移った。すると、二千匹ほどの豚の群れが、険しいがけを駆け降り、湖へなだれ落ちて、湖におぼれてしまった。
5:14 豚を飼っていた者たちは逃げ出して、町や村々でこの事を告げ知らせた。人々は何事が起こったのかと見にやって来た。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『5:11 ところで、そこの山腹に、豚の大群がえさをあさっていた。
5:12 彼らはイエスに願って言った。「おれたちを豚の中に送って、彼らに乗り移らせてくれ。」
5:13 イエスがそれをお許しになると、悪霊どもは出て行って、豚に乗り移った。すると、二千匹ほどの豚の群れが、がけから湖へ駆け下って行き、おぼれ死んでしまった。
5:14 豚飼いたちは逃げ出して、町や村々でこの事を言いふらした。すると、人々は何事が起こったのかと見にやって来た。』
悪霊に憑かれた男の中にいた「レギオン」は、主イエスに懇願しました。
「私たちを豚の中に送って、彼らに乗り移らせて下さい。」(新改訳)
「おれたちを豚の中に送って、彼らに乗り移らせてくれ。」(現代訳)
現代訳では、まさしく現代的な言葉を使用していますが、この場合には、新改訳の方が好ましいと私は考えます。なぜなら、レギオンは、主イエスが誰であるのかを、十分に知っているからです。主の兄弟ヤコブは、こう証ししています。
『あなたは、神はおひとりだと信じています。立派なことです。ですが、悪霊どももそう信じて、身震いしています。(ヤコブ2:19)』と。
主イエスは、彼らの願いを聞き入れます。すると、二千匹ほどの豚の群れが、険しいがけを駆け降り、湖へなだれ落ちおぼれてしまったのです。
この場面を想像して見て下さい。豚は結構大きいのです。しかも一匹一匹が肥えていたとしたら、かなり重いのです。その死骸が、ガリラヤ湖に浮いていたとしたら、いったい誰がこの後始末をすると言うのでしょうか。
この出来事に出くわした豚飼いたちは逃げ出して、デカポリスの町々や村々でこの事を伝えに走ったのです。
すると、町や村の指導者たちが、主の御もとにやって来ることになります。》