◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月16日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章24節~34節】
5:24 そこで、イエスは彼と一緒に出かけられたが、多くの群衆がイエスについて来て、イエスに押し迫った。
5:25 ところで、十二年の間長血をわずらっている女がいた。
5:26 この女は多くの医者からひどいめに会わされて、自分の持ち物をみな使い果たしてしまったが、何のかいもなく、かえって悪くなる一方であった。
5:27 彼女は、イエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、うしろから、イエスの着物にさわった。
5:28 「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と考えていたからである。
5:29 すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、からだに感じた。
5:30 イエスも、すぐに、自分のうちから力が外に出て行ったことに気づいて、群衆の中を振り向いて、「だれが私の着物にさわったのですか。」と言われた。
5:31 そこで弟子たちはイエスに言った。「群衆があなたに押し迫っているのをご覧になっていて、それでも『だれが私にさわったのか。』とおっしゃるのですか。」
5:32 イエスは、それをした人を知ろうとして、見回しておられた。
5:33 女は恐れおののき、自分の身に起こった事を知り、イエスの前に出てひれ伏し、イエスに真実を余すところなく打ち明けた。
5:34 そこで、イエスは彼女にこう言われた。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」』
◎ショートメッセージ
《今日は、「長血をわずらった女のいやし」の奇跡について、まとめて見ます。現代訳では、明確に「婦人病」と訳しています。実際に、どのような病名であったのかは、分かりませんが、多くの医者にひどい目にあわされ、また財産を使い果たした彼女に取って、最後の頼みの綱が、今うわさになっている「ナザレのイエス」のなされる癒やしと奇跡であったのです。
おそらく、カペナウムに住んでおられると言うことが耳に入って来たのでしょう。多くの群衆が、ガリラヤ湖の浜辺に集まっていたことから、彼女は主イエスが戻って来られたことを知ったに違いありません。
なかなか主イエスに近づくことが出来ない為、彼女は身を低くして、人々の足下をはって、主の後ろに近づいたのです。
「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」
多くの人々は、主によって、按手され、あるいは、主の言葉によって癒されたのですが、彼女の場合は、少し異なっていました。
主の服のふさに触れた時に奇跡が起こり、瞬間的に癒されたのです。
「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」
いやされたのは主ご自身です。しかし、主は、「あなたの信仰があなたを直したのです」と言われています。これは、どのような意味でしょうか。
主は、その人の信仰を見ておられます。私たちは、このような素直な信仰を持つべきなのです。私たちの信仰の度合いに応じて、神様は応えて下さるのではないでしょうか。 権威者は、主イエス様です。このお方が「いやし主」です。このお方だけが、このお方の御名だけが、奇跡を起こされるのです。》