◇◆◇日々のみ言葉
2023年8月6日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書7章27節~30節】
7:27 するとイエスは言われた。「まず子どもたちに満腹させなければなりません。子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」
7:28 しかし、女は答えて言った。「主よ。そのとおりです。でも、食卓の下の小犬でも、子どもたちのパンくずをいただきます。」
7:29 そこでイエスは言われた。「そうまで言うのですか。それなら家にお帰りなさい。悪霊はあなたの娘から出て行きました。」
7:30 女が家に帰ってみると、その子は床の上に伏せっており、悪霊はもう出ていた。
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からの続きとなります。再三ですが、現代訳を掲載します。
『7:27 イエスは言われた。「まず子どもたちに、十分食べさせなければなりません。子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのは、よくないことです。」
7:28 すると、女は答えて言った。「主イエス様。そのとおりです。それでも、食卓の下にいる小犬は、子どもたちの落とすパンくずはいただきます。」
7:29 そこで、イエスは言われた。「その言葉でもう十分です。さあ、家へお帰りなさい。悪霊は、あなたの娘さんから出て行きましたよ。」
7:30 その女が家に帰ってみると、その子はもう床の上に伏せっていて、悪霊は出て行ってしまっていた。』
同じ箇所から、最後となります。明日は先に行きましょう。
今日は、最後の記述に関して考えて見たいと思います。
『女が家に帰ってみると、その子は床の上に伏せっており、悪霊はもう出ていた。(新改訳)』
『その女が家に帰ってみると、その子はもう床の上に伏せっていて、悪霊は出て行ってしまっていた。(現代訳)』
普段、何気なく読んでしまいがいちですが、ここに書かれた結論が、不思議に思うことがあるのです。
つまり、その母親が家に帰ってみると、娘が悪霊から解放されていて、ぐっすり眠っていることを、なぜマルコは知っていたのでしょうか。
彼女からそのことを知らされない限り、どうしてこの記事を記載することが出来るのか、と言うことです。
私は、この女性は、この後に、主イエスを心から信じ、いやされた娘と共に、主に仕えたのではないでしょうか。その彼女の記念にマルコは福音書に載せたのではないでしょうか。
あるいは、娘がまだ小さいので、主のお供は出来なくても、熱心な信者となり、スロ・フェニキヤ地方の人々に、大いに伝道したのではないでしょうか。
残念ながら、私たちには、彼女の名前は知らされていませんが、何時の日にか御国において、会う時が来ることを信じています。》