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2023年9月10日礼拝メッセージの概要
◎本日の聖書箇所【ルカの福音書1章57節～66節】(新約聖書p.109上段右側)
1:57 さて、月が満ちて、エリサベツは男の子を産んだ。
1:58 近所の人たちや親族は、主がエリサベツに大きなあわれみをかけてくださったことを聞いて、彼女と共に喜んだ。
1:59 八日目になり、人々は幼子に割礼を施すためにやって来た。彼らは幼子を父の名にちなんでザカリヤと名づけようとしたが、
1:60 母親は「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。
1:61 彼らは彼女に「あなたの親族には、そのような名の人は一人もいません」と言った。
1:62 そして、幼子にどういう名をつけるつもりか、身振りで父親に尋ねた。
1:63 すると彼は書き板を持って来させて、「その子の名はヨハネ」と書いたので、人々はみな驚いた。
1:64 すると、ただちにザカリヤの口が開かれ、舌が解かれ、ものが言えるようになって神をほめたたえた。
1:65 近所に住む人たちはみな恐れを抱いた。そして、これらのことの一部始終が、ユダヤの山地全体に語り伝えられていった。
1:66 聞いた人たちはみな、これらのことを心にとどめ、「いったいこの子は何になるのでしょうか」と言った。主の御手がその子と共にあったからである。◎メッセージ【バプテスマのヨハネの誕生】
《マリアは、3か月ほどエリサベツのもとに留まって家に帰った、とありますが、多くの学者の見解では、バプテスマのヨハネが生まれ、そして8日目の割礼の時までは、エン・カレムに留まったと考えています。その理由の一つは、ザカリヤがしゃべれるようになり、賛歌｢ベネディクトゥス｣が、完全な形で残されているからです。
伝承では、ザカリヤとエリサベツは、ヨハネが幼い頃に召され、孤児となったヨハネは、荒野にあります｢エッセネ派｣の修道院に入ったと伝えられています。
御使いガブリエルは言いました。
「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって、あふれるばかりの喜びとなり、多くの人もその誕生を喜びます。」』
このことが成就したのです。そして、8日目になり、人々は幼子に割礼を施すためにやって来ました。これは、レビ記には、『「イスラエルの子らに告げよ。女が身重になり、男の子を産んだとき、その女は7日の間汚れ、月のさわりの不浄の期間と同じように汚れる。8日目には、その子の包皮の肉に割礼を施す。』と書き記されているからです。
彼らは幼子を父の名にちなんでザカリヤと名付けようとしましたが、エリサベツは、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません。｣と言ったのです。
すると、親戚および近所の人たちは、
「あなたの親族には、そのような名の人は一人もいません」と言い、そして、幼子にどういう名をつけるつもりか、ザカリヤに尋ねます。すると彼は書き板を持って来させて、｢その子の名はヨハネ｣と書いたので、人々はみな驚いたと言うわけです。
ヨハネとは、へブル語｢ヨーハーナーン｣のギリシヤ語形で｢主は恵み深い｣という意味です。ザカリヤが、｢その子の名はヨハネ｣と書いた時に、ただちに彼の口が開かれ、舌が解かれ、ものが言えるようになって神をほめたたえました。
近所に住む人たちは、皆その場にいて恐れを抱きました。そして、これらのことの一部始終が、エン・カレムの町中に広まって行ったのです。
その話を聞いた人たちは皆、｢いったいこの子は何になるのでしょうか｣と言いました。この時点から約30年後になって、彼らはその答えを明確に知ることになります。
皇帝ティベリウスの治世の第15年(紀元27年9月もしくは10月)に、バプテスマのヨハネによる悔い改めのメッセージが始まるのです。》
