• 2023年12月24日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【マタイの福音書2章1節~15節】(新約聖書p.114上段左側)
    2:1 イエスがヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
    2:2 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」
    2:3 これを聞いてヘロデ王は動揺した。エルサレム中の人々も王と同じであった。
    2:4 王は民の祭司長たち、律法学者たちをみな集め、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。
    2:5 彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれています。
    2:6 『ユダの地、ベツレヘムよ、あなたはユダを治める者たちの中で決して一番小さくはない。あなたから治める者が出て、私の民イスラエルを牧するからである。』」
    2:7 そこでヘロデは博士たちをひそかに呼んで、彼らから、星が現れた時期について詳しく聞いた。
    2:8 そして、「行って幼子について詳しく調べ、見つけたら知らせてもらいたい。私も行って拝むから」と言って、彼らをベツレヘムに送り出した。
    2:9 博士たちは、王の言ったことを聞いて出て行った。すると見よ。かつて昇るのを見たあの星が、彼らの先に立って進み、ついに幼子のいるところまで来て、その上にとどまった。
    2:10 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
    2:11 それから家に入り、母マリアとともにいる幼子を見、ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
    2:12 彼らは夢で、ヘロデのところへ戻らないようにと警告されたので、別の道から自分の国に帰って行った。
    2:13 彼らが帰って行くと、見よ、主の使いが夢でヨセフに現れて言った。「立って幼子とその母を連れてエジプトへ逃げなさい。そして、私が知らせるまで、そこにいなさい。ヘロデがこの幼子を捜し出して殺そうとしています。」
    2:14 そこでヨセフは立って、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトに逃れ、
    2:15 ヘロデが死ぬまでそこにいた。これは、主が預言者を通して、「私は、エジプトから私の子を呼び出した」と語られたことが成就するためであった。

    ◎メッセージ【東方の三博士の訪問】
    《今日はクリスマス・イブです。ユダヤ暦は、午後6時から新しい一日が始まります。よって、主がお生まれになられたのは12月25日ですが、現在のローマ暦では、12月24日となります。
     さて、今日は、主イエスがお生まれになられてから、少なくとも数日が経過した頃のお話です。ルカは、母マリアが律法に従って、産後の清めの期間の八日間をベツレヘムにおいて過ごし、エルサレムの神殿に上り、幼子イエスに割礼を施したことを書き記しています。
     そして、エンカレムの従姉妹エリサベツと祭司ザカリヤとヨハネの所に行ったことは間違いありません。おそらく、そこで数日間滞在したことが考えられます。
     それから、ベツレヘムに戻り、住民登録を済ませたその日の夜に、東方の三博士の訪問があったと考えられます。伝承では、主イエスが生まれてから13日目に訪問があったと伝えられています。
     彼らは、まず最初に、エルサレムのヘロデ大王を訪れました。
    「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」
     そこで、王は、民の祭司長たち、律法学者たちを集め、問いただしたのです。
    「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれています。『ユダの地、ベツレヘムよ、あなたはユダを治める者たちの中で決して一番小さくはない。あなたから治める者が出て、私の民イスラエルを牧するからである。』」
     この預言は、紀元前700年頃に活躍した預言者ミカによって与えられました。このことが、何と永遠の昔から神様によって定められていたのです。私たちも同じです。使徒パウロは、
    『私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。神はキリストにあって、天上にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福し、世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。神は、み心の良しとするところにしたがって、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。』と、証ししています。
     そこでヘロデは、博士たちをひそかに呼んで、星が現れた時期について詳しく聞き、彼らをベツレヘムに送り出しました。
     星が博士たちの先に立って進み、ついにベツレヘムのある家の真上にとどまったのです。それから家に入り、母マリアと共にいる幼子を見、ひれ伏して礼拝しました。
     そして宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げます。この宝物があったからこそ、ヨセフとマリアと幼子イエスは、エジプトに逃げることが出来たのです。
     世界中において行なわれます聖なる行事のクリスマス。しかし、聖書とキリスト教を土台とした国々と、単なるお祭り騒ぎにしか過ぎない日本とでは、大きな違いがあります。世界は、救い主イエス様がお生まれになったこの日を、盛大にお祝いします。父なる神様のひとり子が、人となってこの世界に来て下さったのです。十字架にかかって死ぬ為に。
     しかし、聖書および、主イエス・キリストに反逆している日本は、「歳末大売り出し」の一部にしかすぎず、多くの人々にとっては、自分とは関係のない単なる年中行事なのです。
     このままですと、日本の99%の人々は皆滅んで行くことになります。まさしく、一度生まれた者は二度死ぬのであり、二度生まれた者は一度しか死なないのです。
     このクリスマスの素晴らしい日こそ、改めて、主イエスの十字架の愛を思い起こすべき時
    です。一人でも多くの日本人が、このクリスマスの真の意味を知ることが出来ますように。》

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