◇◆◇日々のみ言葉
2023年12月25日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書1章18節~25節】
1:18 イエス・キリストの誕生は次のようであった。その母マリヤはヨセフの妻と決まっていたが、ふたりがまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身重になったことがわかった。
1:19 夫のヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去らせようと決めた。
1:20 彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現われて言った。「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。
1:21 マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」
1:22 このすべての出来事は、主が預言者を通して言われた事が成就するためであった。
1:23 「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちと共におられる、という意味である。)
1:24 ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、
1:25 そして、子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく、その子どもの名をイエスとつけた。
◎ショートメッセージ
《Merry Christmas.クリスマスおめでとうございます。
主イエスがお生まれになったのは、12月25日であると伝えられており、全世界は一つになって、救い主の誕生をお祝いします。まさしく、神様が人となられた記念すべき日です。
昨日はクリスマス・イブであり、しかも日曜日であった為、全世界の教会は一斉に、クリスマス礼拝を行ない、祝会があったことと思われます。
主は乙女マリアからお生まれになりました。この事実を、キリスト教では、「処女降誕」と言います。多くの人々は、このことが理解出来ませんし、中には、教会に集っている人々の中にも、このことを信じることが出来ない人も存在すると聞いています。
確かに、処女が身ごもって子どもを産むことなど、常識では有り得ないことです。マリアの夫ヨセフも、そのことを信じることが出来なかったのです。しかし、御使いが夢においてヨセフに告げ知らせたのです。それが、今日の聖書箇所です。
マリアの命がけの決意と信仰は素晴らしく、カトリック教会では、崇敬しています。しかし、ヨセフの信仰も同じくらいに尊敬出来るものなのです。
カトリック教会では、主の母マリアが「永遠の処女」であると定義していますが、それですと聖書に反することになります。なぜなら、
『ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、そして、子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく、その子どもの名をイエスとつけた。』と、聖書は言っています。
また、主イエスには、四人の弟たちと妹たちがいたことを、聖書は明確にしています。彼らは、紛れもなく主イエスと血の繋がった弟と妹であり、父ヨセフと母マリアの実の子どもであることは、紛れのない真実だからです。》