◇◆◇日々のみ言葉
2023年12月26日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章3節】
14:3 イエスがベタニヤで、らい病人シモンの家におられたとき、食卓についておられると、ひとりの女が、純粋で、非常に高価なナルド油のはいった石膏のつぼを持って来て、そのつぼを割り、イエスの頭に注いだ。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:3 イエスがベタニヤで、重い皮膚病であった人シモンの家におられた時、食事のために横になっておられると、一人の女が、非常に高価で純粋なナルドの香油のはいっている石膏のつぼを持って来て、そのつぼを割り、イエスの頭に香油を注いだ。』
ヨハネの福音書における平行同一記事を掲載します。
『イエスは過越の祭りの六日前にベタニヤに来られた。そこには、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロがいた。人々はイエスのために、そこに晩餐を用意した。そしてマルタは給仕していた。ラザロは、イエスとともに食卓に着いている人々の中に混じっていた。マリヤは、非常に高価な、純粋なナルドの香油三百グラムを取って、イエスの足に塗り、彼女の髪の毛でイエスの足をぬぐった。家は香油のかおりで一杯になった。(ヨハネ12:1~12:3)』
マルコは、一人の女の名前を明らかにしてはいませんが、ヨハネは、その人物が誰であるのか、明確に書き記しています。
それは、ベタニヤのマルタの妹で、よみがえった弟ラザロの姉である「マリヤ」なのです。しかも、マルコは、その一家の主人が、「重い皮膚病(らい病)」にかかっている、あるいはかかっていた「シモン」であると言うのです。
しかし、今そのことについて真偽を考える必要は、ないと思われます。もし彼らの父親がらい病人であったとしたら、すぐにも主イエスが、手を置いていやして下さるはずです。「かつてはらい病人であったシモンの家」、と言うのが正しいかと思われます。
ただし、不思議なことがあります。ヨハネの福音書における「ラザロのよみがえり」の記事には、父親であると思われるシモンが登場しないことです。この辺りのことは、御国に行かなければ分からないかと思われます。明日も同じ箇所からです。》