◇◆◇日々のみ言葉
2024年2月18日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章69節~71節】
14:69 すると女中は、ペテロを見て、そばに立っていた人たちに、また、「この人はあの仲間です。」と言いだした。
14:70 しかし、ペテロは再び打ち消した。しばらくすると、そばに立っていたその人たちが、またペテロに言った。「確かに、あなたはあの仲間だ。ガリラヤ人なのだから。」
14:71 しかし、彼はのろいをかけて誓い始め、「私は、あなたがたの話しているその人を知りません。」と言った。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度となりますが、現代訳を掲載いたします。
『14:69 すると、女中は、ペテロを見て、そばに立っている人に、また、「ありゃ、あの男の仲間だよ。」と言いだした。
14:70 ペテロは、またそれを打ち消した。しばらくすると、そばに立っていた人たちが、またペテロに言った。「お前さん。確かにあの男の仲間だろう。お前さんは、ガリラヤ出だもんな。」
14:71 するとペテロは、「あなたがたが話しているそんな人なんか知らないね。もし知っていたら、呪われてもいいさ。」と言って誓い始めた。』
今日は、シモン・ペテロの三回目の主イエスの否定の場面からとなります。
マタイの福音書における平行同一記事によりますと、
『しばらくすると、そのあたりに立っている人々がペテロに近寄って来て、「確かに、あなたもあの仲間だ。言葉のなまりではっきりわかる。」と言った。
すると彼は、「そんな人は知らない。」と言って、のろいをかけて誓い始めた。するとすぐに、鶏が鳴いた。(マタイ 26:73 ~26:74)』となっています。
この時、まさしく「決定打」とも言うべき、指摘が行なわれました。
「確かに、あなたはあの仲間だ。ガリラヤ人なのだから。」
「確かに、あなたもあの仲間だ。言葉のなまりではっきりわかる。」
ガリラヤの言葉には、独特のなまりがあったのです。しかも、その発音には、かなりの癖(くせ)があったと言われています。
日本で例をあげるとすれば、大阪弁や東北弁など、誰が聞いても、出身地が分かるものであったのです。
シモン・ペテロは、
「私は、あなたがたの話しているその人を知りません。」と言っただけでなく、呪いをかけて誓い始めたと言うのです。これほどの否定はありません。
すると、すぐに鶏が鳴きます。》