◇◆◇日々のみ言葉
2024年2月21日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章1節】
15:1 夜が明けるとすぐに、祭司長たちをはじめ、長老、律法学者たちと、全議会とは協議をこらしたすえ、イエスを縛って連れ出し、ピラトに引き渡した。
◎ショートメッセージ
《今日から、マルコの福音書からの学びは、第15章に入って行きます。今回も、現代訳を掲載します。
『15:1 夜が明けるとすぐに、祭司長や長老や律法学者たちから成るユダヤ人議会は、協議をした上、イエスを縛って引っ張って行き、総督ピラトに引き渡した。』
「夜が明けるとすぐに」と言うことは、彼らは寝ていないことになります。ユダヤ最高議会サンヘドリンは、引き続き協議をこらしたとあります。彼らは、いったい何を協議したのでしょうか。
それは、主イエスをどのような罪で、またどのように処刑するかについて、知恵を出し合いながら、話し合ったと言うことです。
つまり、自分たちの手を汚さずに、ローマ総督ポンテオ・ピラトを利用して、「ローマ帝国反逆罪」として、十字架刑に処することを考え出したわけです。
この時、悪魔は「主の十字架」こそが、勝利の御旗であることを知りませんでした。この素晴らしく摩訶不思議な奥義は、悪魔と悪霊どもには隠されていたからです。
主イエスが、十字架上で「完了した」と言われ、その霊を父なる神様に委ねられた時に、悪魔は勝利を確信したに違いないのです。「我々が勝った」と。
しかし、三日目に主イエスは復活されます。その時、悪魔の最後の武器であった「死」が滅ぼされるのです。
父なる神様は、ご自身の計画を成就する為には未信者や異邦人をも用いられるのです。
彼らが、自分の意思においてあたかも行動しているようにも見えるのですが、実は、それさえも、神様の手の内に中において行なわれていることが分かります。
それゆえ、すべての栄光は、神様に帰されるべきものなのです。》