◇◆◇日々のみ言葉
2024年2月23日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章2節】
15:2 ピラトはイエスに尋ねた。「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」イエスは答えて言われた。「そのとおりです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『15:2 ピラトはイエスに尋ねた。「その方は、ユダヤ人の王なのか。」イエスは答えて言われた。「その通りです。」』
「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」
「そのとおりです。」
このお答えが、どのような意味を示すのか、昨日は考えて見ました。今日は、ヨハネ
の福音書の平行記事を見てみることにします。
『そこで、ピラトはもう一度官邸にはいって、イエスを呼んで言った。
「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」イエスは答えられた。
「あなたは、自分でそのことを言っているのですか。それともほかの人が、あなたに私のことを話したのですか。」ピラトは答えた。
「私はユダヤ人ではないでしょう。あなたの同国人と祭司長たちが、あなたを私に引き渡したのです。あなたは何をしたのですか。」イエスは答えられた。
「私の国はこの世のものではありません。もしこの世のものであったなら、私のしもべたちが、私をユダヤ人に渡さないように、戦ったことでしょう。しかし、事実、私の国はこの世のものではありません。」
そこでピラトはイエスに言った。
「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。
「私が王であることは、あなたが言うとおりです。私は、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属する者はみな、私の声に聞き従います。」ピラトはイエスに言った。
「真理とは何ですか。」(18:33~18:38)』
ヨハネは、ポンテオ・ピラトと主イエスとの間に交わされた会話を詳細にわたって書き記しています。しかも、ピラトは二度にわたって「王ですか」と聞いているのです。
最初は、「ユダヤ人の王ですか」、次には「王なのですか」と。これは、「主イエス」が、単なる「ユダヤ人の王」に留まらず、「王の王」であることを問うているのです。
このお方こそ、全人類の、すなわち最初の人アダムから始まって以来、すべて生まれ出た人の真の王であることを、ヨハネは教えています。》