◇◆◇日々のみ言葉
2024年2月24日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章3節~5節】
15:3 そこで、祭司長たちはイエスをきびしく訴えた。
15:4 ピラトはもう一度イエスに尋ねて言った。「何も答えないのですか。見なさい。彼らはあんなにまであなたを訴えているのです。」
15:5 それでも、イエスは何もお答えにならなかった。それにはピラトも驚いた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『15:3 そこで、祭司長たちは、イエスを厳しく訴えた。
15:4 ピラトはもう一度、イエスに尋ねて言った。「その方に対し、これほどまで訴えているのに、答えないのか。」
15:5 それでもイエスはピラトが不思議に思うほど、一言もお答えにならなかった。』
「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」
「そのとおりです。」
このお答えを聞いた祭司長たちは、主イエスを激しく訴えた、とあります。彼らがいかに怒り、また主を罵ったことでしょうか。
祭司や祭司長たちは、聖都エルサレムの神殿に仕える者たちです。この職務は聖なるものであって、レビ人の系図を持っている者だけがなることが出来るのです。
イスラエルの神様に仕える者たちが、その神様ご自身に対して、このような態度を取ったのです。何と言う喜劇、何と言う悲劇なのでしょうか。
ピラトは、再度、主イエスに尋ねます。
「何も答えないのですか。見なさい。彼らはあんなにまであなたを訴えているのです。」
この時、主イエスは、彼らを見ることはなさいませんでした。なぜなら、彼らの心の思いをすべてご存じであったからです。
紀元27年から30年の頃に、主イエス様の十字架がゴルゴタの丘にかかげられます。しかし、それから40年にもおよぶ長い時が、彼らの悔い改めの期間として、恵みとして与えられたのです。
いったい、何人の祭司長たちや祭司たちが、主イエス様の弟子になったのでしょうか。恵みと哀れみによって、必ず救い出された者たちが存在すると信じています。もちろん彼らは、その名誉ある職から追い出されたことは、間違いありません。
アリマタヤのヨセフも、ニコデモもそうであったように。》