◇◆◇日々のみ言葉
2024年3月5日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章20節~21節】
15:20 彼らはイエスを嘲弄したあげく、その紫の衣を脱がせて、もとの着物をイエスに着せた。それから、イエスを十字架につけるために連れ出した。
15:21 そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が、いなかから出て来て通りかかったので、彼らはイエスの十字架を、むりやりに彼に背負わせた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲示します。
『15:20 こんなふうにイエスを愚弄してから、紫の外套をはぎとって、もとの上着を着せた。そして、十字架につけるために、イエスを引っ張って行った。
15:21 そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が郊外から来て通りかかったので、彼らはこの男に、イエスの十字架を、むりやりに背負わせた。』
この時の主イエス様は、かなり出血しており、またムチ打たれた背中の傷の痛みに、歩くのがやっとという状態でした。当然、紫の衣に血が染みこんだはずなのです。
また、主の着物も、血だらけであったに違いありません。
当時の慣習で、十字架に付けられる者は、自分の十字架を死刑場まで運んで行くことになっていました。
囚人が運ぶ十字架は、横の棒だけという説と、文字通りの十字架という説の二つの説があると言われています。
イエス・キリストを題材とした映画の多くは、文字通りの十字架を運ぶ場面が描かれています。
比較的新しい「パッション」も、そのスタイルで撮影されています。その時、イエス役の俳優が担いだ十字架は、何と50キロ以上の重さがあったとのことです。
どんなに、頑丈な御からだを持っておられた主イエス様でも、ローマ式ムチ打ちの刑によって、かなりダメージを受けていたことは間違いありません。
アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が、主の代わりに十字架を担がされることになる前に、主は三回ほど倒れているのです。明日も同じ箇所からとなります。》