• 日々のみ言葉 2024年3月6日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2024年3月6日(水)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書15章20節~21節】
    15:20 彼らはイエスを嘲弄したあげく、その紫の衣を脱がせて、もとの着物をイエスに着せた。それから、イエスを十字架につけるために連れ出した。
    15:21 そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が、いなかから出て来て通りかかったので、彼らはイエスの十字架を、むりやりに彼に背負わせた。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲示します。
    『15:20 こんなふうにイエスを愚弄してから、紫の外套をはぎとって、もとの上着を着せた。そして、十字架につけるために、イエスを引っ張って行った。
     15:21 そこへ、アレキサンデルとルポスとの父で、シモンというクレネ人が郊外から来て通りかかったので、彼らはこの男に、イエスの十字架を、むりやりに背負わせた。』

     山上の垂訓において、主イエス様は、このように教えられました。

    『「あなたに一ミリオン行けと強いるような者とは、一緒に二ミリオン行きなさい。」(マタイ5:41)』と。

     一ミリオンとは、約1,500mのことです。これは、当時ローマ人やローマ兵には、ユダヤ人を使って、一ミリオンの距離まで、荷物を運ばさせたりする特権が与えられていました。よって、ローマ兵に声をかけられたユダヤ人は、彼らの要求を無条件で引き受けなくてはならなかったのです。
     主イエスは、このように強いられたのなら、1,500mだけではなく、倍の3,000mまで、荷物を運んでやりなさい、と言う、ユダヤ人に取っては、屈辱的な教えでもあったのです。
     この例にもれず、たまたま、いなか(郊外)から「過越の祭」に家族で巡礼に来ていた、クレネ人シモンに声が掛かったというわけです。この時には、もちろんシモンの妻も一緒です。
     ローマ兵には逆らう権利はありませんので、仕方がなく、クレネ人シモンは、主イエスの代わりに十字架を担いで、ゴルゴタの丘に登って行きました。おそらく、ゆっくりとふらふらしながら歩かれる主イエスの真後ろを、重い十字架を担ぎながら、上って行ったに違いありません。
     彼は、「自分は何と運が悪い者だ」と、その時には思ったと思われますが、実は、救い主であられる主イエス様の十字架を代わりに運ぶと言う、最高の栄誉に用いられていたのです。
     そして、このことを通して、家族全員が救われ、神の子どもとされ、後に大きな働きをすることになります。何という恵みなのでしょうか。

     しかし、その恵みは、後にならなければ、その価値を当の本人は知る由もないのです。》
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

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