◇◆◇日々のみ言葉
2024年3月13日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章27節】
15:27 また彼らは、イエスと共にふたりの強盗を、ひとりは右に、ひとりは左に、十字架につけた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『15:27 またイエスと一緒に、二人の強盗を、一人は右に、一人は左に、十字架に付けた』。
ルカは、平行記事として、この二人の強盗と主イエス様とのやり取りを書き記しています。これは、主の十字架の側にいたヨハネが、一部始終を見ていたに違いありません。そして、そのことを、ルカに教えた可能性は十分に考えられます。
ルカによれば、
『十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、
「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え。」と言った。
ところが、もうひとりのほうが答えて、彼をたしなめて言った。
「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」
そして言った。
「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出して下さい。」
イエスは、彼に言われた。
「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、私と共にパラダイスにいます。」(ルカ23:39~23:43)』と、書かれています。
本来ならば、主イエス様が付けられている十字架は、バラバ・イエスが付けられるべきものでした。しかし、バラバは赦され、身代わりとして主イエスが、真ん中の十字架に付けられたのです。
ところで、この二人について、マルコは「強盗」と言っています。しかし、本当にそうなのでしょうか。私は、やはり「ローマ帝国反逆罪」として処刑されたのではないかと考えています。つまり、謀反を起こしたバラバ・イエスの仲間か手下ではないでしょうか。
過越の祭の時には、世界各国から多くのユダヤ人が、エルサレムに巡礼に集まって来ます。それゆえに、反ローマ派への見せしめとして、この十字架刑の執行が行なわれたのではないでしょうか。明日も同じ箇所から、続きとなります。》