今は、まさに不安の時代です。多くの人々が将来に、不安を抱いています。日本の経済そして政治の先行きに、まさに誰もが不安を覚えることと思います。特に若者たちは、かつてバブルがはじける前のような「売り手市場」などは、まるで過去の遺物のごとくに風化してしまい、超就職氷河期であり、何十社を受けても、一つの内定先さえ得ることが難しい時代に、直面しているのです。まさしく「夢」「希望」は、いったいどこを探せば、見い出せるのでしょうか。そんな時代にこそ、「真の平安への扉」を開けて見られたらいかがでしょうか。その「カギ」こそ、主イエス・キリストなのです。
イエス・キリストは、十字架に架かられる数時間前に、弟子たちにこのように語られました。
『「私は、あなたがたに平安を残します。私は、あなたがたに私の平安を与えます。私があなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」(ヨハネ14:27)』
多くの人々は、「安心」や「価値」を、「お金」や「地位」あるいは「学歴」に求めます。まさに「成功」こそが、この世における「平安」でしょう。
主イエス・キリストは、その「平安」を『世が与える平安』と断言しています。では主イエス・キリストが言われる「平安」とはいったい何でしょうか。
それはこの世界を、いや全宇宙を、いや私たちが見ている物、あるいは触れる物、触れれない物すべてが、主イエス・キリストによって創造されたからです。聖書ははっきりとそのことを書き記しています。
『初めに、言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。(ヨハネ1:1~3)』
『御子は、見えない神のかたちであり、造られたすべてのものより先に生まれた方です。なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです。御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています。(コロサイ1:15~17) 』
そしてその創造主なるお方が、もし共にいて下さるのなら。そのお方が、あなたと共に歩んで下さるのなら。いったい何の「不安」があるのでしょうか。
主は言われます。
『見よ。私は、戸の外に立ってたたく。誰でも、私の声を聞いて戸をあけるなら、私は、彼の所にはいって、彼と共に食事をし、彼も私と共に食事をする。(黙示録3:20)』
『見よ。私は、世の終わりまで、いつも、あなたがたと共にいます。」(マタイ28:20後半)』
人は何時「不安」を感じるのでしょうか。それはその人が「死」を感じる時でしょう。私たち人類の敵であるサタン(悪魔)は、いつも「死」を武器に攻撃して来ます。人類に「罪」が入り込み、その「呪い」として「死」が「病気」が入り込んで来たのです。しかし主イエス・キリストは、十字架の死によって、サタン(悪魔)を打ち砕いたのです。復活(よみがえり)において、主イエス・キリストは、その「死」をも打ち砕かれたのす。それゆえ主イエスを主として口で告白し、信じる者には「永遠のいのち」が与えられます。「永遠のいのち」こそが「まことの平安の扉」なのです。」そしてその「カギ」こそが、主イエス・キリストを信じることなのです。
聖書は言います。
『それは、次のように書いてあるとおりです。
「義人はいない。ひとりもいない。悟りのある人はいない。神を求める人はいない。すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。善を行なう人はいない。ひとりもいない。」
「彼らののどは、開いた墓であり、彼らはその舌で欺く。」
「彼らのくちびるの下には、まむしの毒があり、彼らの口は、のろいと苦さで満ちている。」
「彼らの足は血を流すのに速く、彼らの道には破壊と悲惨がある。また、彼らは平和の道を知らない。」
「彼らの目の前には、神に対する恐れがない。」(ローマ3:10~18)』
聖き神の前には、すべての人が罪人です。それだからこそ、主イエス・キリストのあがないの十字架が必要だったのです。いや必要なのです。あなたに今こそ必要なのです。この「まことの平安への扉」を開ける「カギ」を、今こそ手にする時です。それにはどうすれば良いのでしょうか。簡単です。次の言葉を、口に出して祈るだけで良いのです。
「天のお父様。私は罪人です。どうか今まで犯して来た私の罪をお赦し下さい。私には救い主が必要です。主イエス様は、私の罪の為に十字架に架かられました。そして三日目によみがえられました。私はそのことを信じます。受け入れます。そして主イエス様を、キリストとして、救い主として告白し信じます。主イエス様。どうぞ私の心の中にお入り下さい。そしてこれからは、どうか私と共に歩んで下さい。今、私は、私の心の扉を開きます。どうぞ、主イエス様、私の中にお入り下さい。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。」
これであなたは「まことの平安の扉」の「カギ」を手にしました。今、あなたの前に、その扉は開かれました。あとは、勇気を持って、その中に入るだけです。どうぞ、お入り下さい。