◇◆◇日々のみ言葉
2024年4月23日(火)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙1章1節~2節】
1:1 神のみ心によってキリスト・イエスの使徒として召されたパウロと、兄弟ソステネから、
1:2 コリントにある神の教会へ。すなわち、私たちの主イエス・キリストの御名を、至る所で呼び求めているすべての人々と共に、聖徒として召され、キリスト・イエスにあって聖なるものとされた方々へ。主は私たちの主であると共に、そのすべての人々の主です。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。今回は、現代訳を掲載します。
『1:1 神のみ心により、キリスト・イエスの使徒として召されたパウロと、同じクリスチャンのソステネから、
1:2 コリントにある神の教会、私たちの主イエス・キリストのお名前を、至る所で呼び求めている人々と共に、クリスチャンとして召され、キリスト・イエスによって聖められた人々へ。このキリストは、私たちの主であると共に、すべての人の主である。』
さて、ここに「ソステネ」と言う人物が登場します。ソステネとは、コリントの会堂管理者で.先にキリスト者となったクリスポの後継者のことです。
ユダヤ人たちがパウロを総督ガリオに訴えた時、ソステネもそれに加わっていました。
また、同じソステネという名が、第1コリント人への手紙の差出人の一人として出て来ます。ソステネという名はそれほどよくある名ではないので、ほぼ同一人物であることは間違いありません。ソステネは上述の事件の後に、クリスポの後を追って回心し、エペソでパウロと共に行動していたことが分かります。
よって、この手紙は、エペソ教会において書かれました。執筆年代は、紀元55年から56年頃であると言われています。
宛名ですが、まず始めに、「コリントにある神の教会へ」と、主イエス様によって建てられた教会へとなっています。そして「聖徒として召され」た者であること、また、「キリスト・イエスにあって聖なるものとされた方々」であることを、パウロは彼らに教えているのです。つまり、彼らのアイデンティティーが何であるのかということを。
また、このアイデンティティーは、コリント教会の人々だけでなく、今の困難と不安の時代を生きるすべてのクリスチャンが持つべきものです。
そして、そのお方は、私たちの、世界中の人々の、しかも今まで生まれた者も、そして生まれなかった者も、そのすべての人の主であられます。だれ一人、この事実と真実から逃れる者はいません。
たとえ、主を信じていない者であっても、その人自身が自分とは何の関係もないと思ったり、あるいは宣言したとしても、その人はやがて、主イエス・キリストの御前に立つことになり、主イエス・キリストこそが、自分の主であることを知るのです。》