◇◆◇日々のみ言葉
2024年11月4日(月)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙11章23節~25節】
11:23 私は主から受けたことを、あなたがたに伝えたのです。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンを取り、
11:24 感謝をささげて後、それを裂き、こう言われました。「これはあなたがたのための、私のからだです。私を覚えて、これを行ないなさい。」
11:25 夕食の後、杯をも同じようにして言われました。「この杯は、私の血による新しい契約です。これを飲むたびに、私を覚えて、これを行ないなさい。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『11:23 さて、聖餐式については、私は主ご自身から直接に伝授されたことを、あなたがたに伝えた。主イエスは、ユダが裏切ったあの日の夕方、パンを取り、
11:24 祝福の祈りをささげてから、それを裂き、こう言われた。「これはあなたがたのために裂かれる私の体を表わしている。私の身代わりの犠牲をいつまでも覚えるため、このようにして食べなさい。」
11:25 夕食の後、杯も同じように取って言われた。「この杯のぶどう酒は、私の流す血によって結ばれる新しい契約である。私の身代わりの死をいつまでも覚えるため、このようにして飲みなさい。」と。』
パウロが、福音書に書かれた聖餐式における主の言葉を、ほぼ正確に知っていることには驚きです。
この場面は、ルカの福音書に詳細にわたって書かれています。ルカの福音書によると、『それから、パンを取り、感謝をささげてから、裂いて、弟子たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与える、私のからだです。私を覚えてこれを行ないなさい。」食事の後、杯も同じようにして言われた。
「この杯は、あなたがたのために流される私の血による新しい契約です。(ルカ22:19~22:20)』となっています。
もちろん、この場面には、サウロはおりません。しかし、パウロが書簡において、これほどまでに、聖餐式について、コリント教会に教えていることは、いかにこの聖餐式が重要な礼典であるのか、示していることになります。
実際に、原始教会における礼拝では、主の教えや語られたみ言葉について分かち合いがなされ、そして礼拝の中心が聖餐式であったのです。
今、多くのプロテスタント教会においては、聖餐式が軽んじられているのが実状です。毎礼拝において行なう所は非常に希で、中には、一ヶ月に一回、あるいは三ヵ月に一回と言う教会さえあるのです。もしかしたら、一年に一度も行なわない教会があるかも知れないのです。私たちの教会では、毎礼拝において行なっています。》