◇◆◇日々のみ言葉
2024年11月20日(水)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙12章8節~10節】
12:8 ある人には御霊によって知恵の言葉が与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識の言葉が与えられ、
12:9 またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、
12:10 ある人には奇蹟を行なう力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:8 ある人には、御霊の神は、洞察し解き明かす力を与えられ、ほかの人には、同じ御霊の神が、論述する力を与えられ、
12:9 またある人には、同じ御霊の神が、特別なことを行なう信仰を与えられ、別の人には、同じ御霊の神が、いやしの賜物を与えられ、
12:10 ある人には、奇蹟を行なう力、ある人には、預言をする力、ある人には御霊と悪霊とを見分ける力、ある人には、特別な言葉で語る力、そして別の人には、その言葉を解き明かす力を与えられた。』
ここでパウロは、「御霊の賜物」の種類について語っています。まず始めに、「知恵の言葉」です。現代訳では、「洞察し解き明かす力」と訳しています。これは、ある人を見て、その人の現在の状況、状態や過去などについて、御霊の神が教えてくれることを表わしています。
主イエスは、もちろんすべての御霊の賜物が与えられています。主は創造主なる神様の第二位格、神の御子なるお方ですが、ご自身の神様としての力に制限をかけられ、ほとんどの御わざは、御霊によって成されたのです。
福音書において、神様としての力を使われたと考えられますのは、水を葡萄酒に変えられた奇跡、嵐を静められた奇跡、そして湖の上を歩いたことだと私は考えています。
五千人の給食と四千人の給食の奇跡は、聖霊の力だと考えられるのです。なぜなら、十九世紀および二十世紀において、食事を増やす奇跡を行なわれた神の器が存在するからです。一例をあげますと、カトリック教会のドン・ボスコ神父などです。
次に「知識の言葉」ですが、現代訳では、「論述する力」と訳しています。これは、使徒の働きにおいて、シモン・ペテロとヨハネが最高議会に捕らえられて時、また、その後、使徒全員が同じく捕らえられた時に、聖霊が与えられた証言のことを指していると思われます。明日も同じ箇所からです。》