◇◆◇日々のみ言葉
2025年6月12日(木)
◎聖書箇所【第Ⅱコリント人への手紙8章3節~5節】
8:3 私はあかしします。彼らは自ら進んで、力に応じ、いや力以上にささげ、
8:4 聖徒たちをささえる交わりの恵みにあずかりたいと、熱心に私たちに願ったのです。
8:5 そして、私たちの期待以上に、神のみこころに従って、まず自分自身を主にささげ、また、私たちにもゆだねてくれました。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『8:3 私が証しできることは、彼らが自発的に、しかも、自分たちの力以上にささげたことである。
8:4 エルサレムのクリスチャンたちを助ける奉仕に参加できることが、どんなに素晴らしい恵みであるかと言って、熱心に私たちに申し出たばかりか、
8:5 それを実行するにあたっては、私たちが期待した以上に、まず神の御心に従って、献身し、その印として献金してくれた。』
この当時、おそらく紀元55年から56年頃、エルサレムにある原始教会は、経済的に非常に困っていたことが分かります。また、その頃、エルサレム教会を導いていたのは、主の弟ヤコブと、シモン・ペテロとゼベダイの子ヨハネであったと伝えられています。
ペテロは、その数年後に、皇帝ネロによって、ローマで殉教することになりますが、紀元70年に、エルサレムに在住していたクリスチャンを脱出させたのは、主の弟ヤコブとゼベダイの子ヨハネであったとも伝えられています。
なぜ、エルサレム教会が欠乏していたのか、明確な理由をパウロは明らかにしていませんが、おそらく何らかの異常気象によって、パレスチナ地方の農作物が不作であったからではないでしょうか。
その救援に立ち上がったのが、パウロが立てあげたマケドニヤ地方の諸教会であったわけです。明日も同じ箇所からとなります。》