◇◆◇日々のみ言葉
2016年9月17日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書1章57節~58節】
1:57 さて月が満ちて、エリサベツは男の子を産んだ。
1:58 近所の人々や親族は、主がエリサベツに大きなあわれみをおかけになったと聞いて、彼女とともに喜んだ。
◎ショートメッセージ
《さて、ついにバプテスマのヨハネが誕生しました。祭司ザカリヤもエリサベツも年を取っていました。まさか、そんな年老いた夫婦に、可愛い男の子が誕生するとは、それはもう、近所の人々はもちろんのこと、また親族たちも、大いに喜んだに違いないのです。
まさしく御使いガブリエルの預言通りでした。
『「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。」(ルカの福音書1:13~1:14)』
この知らせは、瞬く間に、祭司たちやその家族、そしてエルサレム中の人々に伝えられたと思われます。
特に、アビヤの組の祭司たちは、まるで自分の子が生まれたかのように、喜んだに違いないのです。
なぜなら、彼らはその祭司職の務めの時に、ザカリヤが幻を見て、神様のお告げを受けたことを知っているからです。
しかし、アビヤの組の祭司全員が果たして信じたでしょうか。確かに、聖所に入るまでのザカリヤは口が聞けました。しかし手間取って、ようやく出て来た時には、彼は話すことが出来なかったのです。仲間の祭司たちはそれを見ました。にもかかわらず信じない者はいるのです。ザカリヤ自身、自分も妻も年を取り過ぎていて、子供など望める体ではなかったのですから、信じられなかったのです。
しかし、神様には不可能なことは一つもないのです。
アビヤの組の祭司の仲間たち、そしてエンカレムの近所の人々も、まさに御使いの言われた通りであったことに、主を誉め称えたのです。ザカリヤは、感謝の捧げ物をしたはずです。
『主がエリサベツに大きなあわれみをおかけになったと聞いて、彼女とともに喜んだ。』
最も一番喜んだのは、エリサベツでした。「不妊の女」と言われ続け、ののしられ、どれほど恥ずかしい思いや、悔しい思いをして来たのでしょうか。しかし、ついにその恥も苦しみも取り去られる時がやって来たのです。
神様は、報いてくださるお方です。神様は、もっとも良い時に、良き物を与えて下さるお方なのです。これはザカリヤとエリサベツ夫婦だけに当てはまるのではなく、主イエス様を信じ信頼している者、全員に当てはまるのです。
それだからこそ、ザカリヤ夫婦のように祈り求め、祈り続けましょう。主は必ず答えて下さいます。》