• 日々のみ言葉 2016年9月19日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年9月19日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書1章61節~63節】
    1:61 彼らは彼女に、「あなたの親族にはそのような名の人はひとりもいません。」と言った。
    1:62 そして、身振りで父親に合図して、幼子に何という名をつけるつもりかと尋ねた。
    1:63 すると、彼は書き板を持って来させて、「彼の名はヨハネ。」と書いたので、人々はみな驚いた。

    ◎ショートメッセージ
    《さて八日目に、人々は幼子に割礼するために、エルサレムやって来て、幼子を父の名にちなんでザカリヤと名づけようとしましたが、エリサベツは答えて、「いいえ、そうではなくて、ヨハネという名にしなければなりません。」と言いました。

     今日は、この時のザカリヤの気持ちについて少し考えて見たいと思います。
     ザカリヤが、祭司職の務めを果たすためにくじを引いた時、何とそれが当たって、一人で聖所に入り、香を焚くという名誉ある役を仰せつかった時に、御使いガブリエルが現われました。

    「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。」

     しかしザカリヤは信じることが出来ず、御使いに言ったのです。
    「私は何によってそれを知ることができましょうか。私ももう年寄りですし、妻も年を取っております。」

     すると御使いは、
    「私は神の御前に立つガブリエルです。見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、おしになって、ものが言えなくなります。私の言葉を信じなかったからです。私の言葉は、その時が来れば実現します。」と答えたのです。

     ここでガブリエルは、口が聞けなくなることを預言しましたが、何時また話せるようになるのかについては、はっきりと言いませんでした。

     しかし「これらのことが起こる日まで」と言う言葉が、期間限定であり、回復する時が訪れることを暗示しています。

     今現在は、母体の中にいる時でも、超音波によって、胎児の性別が分りますが、二千年前では、生まれ出て来るまで、男児なのか女児なのか分かるはずはありませんでした。
     しかし御使いガブリエルの預言の通り、男の子が誕生したのです。その瞬間、ザカリヤは、「やった。世継ぎが与えられた。これで、また話せるようになる。」と、思ったはずです。
     しかし、まだ口が聞けないままでした。一日経っても、二日経っても、ついに幼子に割礼を施す日の八日目になりましたが、まだ状況は変わらないままなのです。「いったい何時になったら、また話せるようになるのだろうか。」
     彼は、十ヵ月以上話すことが出来ませんでした。しかもまだ癒やされていないのです。
     そこへ人々が、幼子を父の名にちなんでザカリヤと名づけようとしたのです。
     そしてエリサベツが、身振りでザカリヤに合図して、幼子に何という名をつけるつもりかと尋ねたわけです。ついに、その時が訪れることとなるのです。》

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