• 日々のみ言葉 2016年9月21日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年9月21日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書1章64節~65節】
    1:64 すると、たちどころに、彼の口が開け、舌は解け、ものが言えるようになって神をほめたたえた。
    1:65 そして、近所の人々はみな恐れた。さらにこれらのことの一部始終が、ユダヤの山地全体にも語り伝えられて行った。

    ◎ショートメッセージ
    《ザカリヤは、十ヵ月以上、話すことが出来ませんでした。今まで何十年間も話すことが出来た人が、突然話すことが全く出来なくなってしまったのです。

     御使いガブリエルが、
    「見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、おしになって、ものが言えなくなります。私の言葉を信じなかったからです。私の言葉は、その時が来れば実現します。」と、ガブリエルが言い終わるか言い終わらないうちに、ザカリヤに成就しました。

     この十ヵ月、ザカリヤはどうしていたのでしょうか。務めの期間が終わるまでは、エルサレムにおいて祭司職を無事務め、そしてエンカレムの家に戻り、妻エリサベツと向かい合い、そして神様と向かい会ったと思えるのです。

     まさに、この十ヵ月はザカリヤにとって「静まる時」であったのかも知れません。
    また、この時、自分の信仰について深く考えたと思うのです。御使いにあったにもかかわらず、年老いた自分たちの現実だけを見てしまい、神様の言葉を信じることが出来なかった自分、そしてしるしを求めた自分、そのしるしとして何も話せなくなってしまった自分。この時ほど自分と、そしてまた神様と、深く向き合った時はなかったかも知れません。

     ザカリヤが「書き板」に、その名前「ヨハネ」と書き記したその時に、彼の口が開き、また舌が解けたとあります。

     おそらくサウロ(後のパウロ)が、目からうろこのような物が落ちたように、ザカリヤの口と舌を束縛していたものが、神様の力によって解かれたのでしょう。

     彼の口から出て来た言葉は、不平や不満や怒りではなく、賛美でした。ザカリヤは神様を誉め称えたのです。

     ここでは、ザカリヤが何と誉め称えたのか、詳しくルカは書き記してはいませんが、やはり「ハレルヤ!ハレルヤ!」ではないでしょうか。

     幼子に割礼を施す儀式に立ち会う為に来た近所の人々や親類の人々は、目の前でこのような不思議な出来事が起こったものですから、彼らは皆恐れたのです。
     さらにこれらのことの一部始終が、ユダヤの山地全体にも語り伝えられて行きました。もちろんアビヤの組の仲間の祭司たちにも、またエルサレムにも、この驚くべき出来事は語り伝えられたのです。
     やがてヨハネが成長して、バプテスマを授け始めた時に、ユダヤの人々は、ヨハネがザカリヤとエリサベツの子であることを知っていたに違いありません。
     幼子の奇蹟的な懐妊と誕生、そしてそれにまつわる話は、エルサレム中の人々や、多くのユダヤの人々を、ヨハネに惹きつける切っ掛けとなったことに、違いないのです。》

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