• 日々のみ言葉 2016年9月24日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年9月24日(土)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書1章68節~79節】
    1:68 「ほめたたえよ。イスラエルの神である主を。主はその民を顧みて、贖いをなし、
    1:69 救いの角を、われらのために、しもべダビデの家に立てられた。
    1:70 古くから、その聖なる預言者たちの口を通して、主が話してくださったとおりに。
    1:71 この救いはわれらの敵からの、すべてわれらを憎む者の手からの救いである。
    1:72 主はわれらの父祖たちにあわれみを施し、その聖なる契約を、
    1:73 われらの父アブラハムに誓われた誓いを覚えて、
    1:74 われらを敵の手から救い出し、
    1:75 われらの生涯のすべての日に、きよく、正しく、恐れなく、主の御前に仕えることを許される。
    1:76 幼子よ。あなたもまた、いと高き方の預言者と呼ばれよう。主の御前に先立って行き、その道を備え、
    1:77 神の民に、罪の赦しによる救いの知識を与えるためである。
    1:78 これはわれらの神の深いあわれみによる。そのあわれみにより、日の出がいと高き所からわれらを訪れ、
    1:79 暗黒と死の陰にすわる者たちを照らし、われらの足を平和の道に導く。」

    ◎ショートメッセージ
    《『さて父ザカリヤは、聖霊に満たされて、預言して言った。(ルカの福音書1:67)』

     今日から二回に分けて、ザカリヤの「ベネディクトゥス」について学んで行きましょう。
     この賛歌は大きく分けますと二つに分けることが出来ます。聖書(旧約)に書かれた約束を果たし、神様の民であるイスラエルを救って下さる神様への賛美と、その救い主に先んじて、生まれて八日目となり、割礼を受けようとする我が子ヨセフの使命についての預言です。

     今日は前半について考えて見たいと思います。
     前半は、1章68節から75節の部分となります。

     ザカリヤは十ヵ月以上、神様の力によって、口が聞けなくなってしましました。その最初に発した言葉は、神様を誉め称えたと書かれてありますが、「ハレルヤ!」と叫んだことは、ほぼ間違いないでしょう。
     そして、聖霊様に満たされて、天を仰ぎ、大胆にこの賛歌を述べたのです。

     ここでは、やがて救い主が誕生することを預言し、誉め称えています。そして、その救い主がダビデの子孫であることを、改めて宣言しているのです。
     おそらく、この時一緒にエルサレムにいたマリヤは、すでにお腹が目立って来たはずです。
     マリヤは、自分の体験したことをエリサベツに話し、そしてエリサベツはマリヤのことをザカリヤに話したと思われます。それゆえ、我が子ヨハネこそが、救い主の先備えをすると言う確信があったのです。

     また、「われらの敵からの、すべてわれらを憎む者の手」とは、イスラエルの敵であるローマを指すのではなく、悪魔・悪霊を指しています。悪魔と悪霊こそが、人類の敵なのです。

     そして悪魔・悪霊のもとから救い出された人々は、まさしく神様を礼拝し、神様に従う者と変えられて行くのです。その御わざこそが、『十字架』です。主イエス様の十字架なくして、救いは存在しないのです。
     私は、本当に神様の成せるわざに感心します。マラキ書に書かれたように、救い主の前に、先備えの預言者が現われるのですが、洗礼者ヨハネは、イエス様よりも六ヶ月前に、先に生まれるのです。この秩序には、驚きを隠せません。》

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