• 日々のみ言葉 2016年9月28日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年9月28日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書2章3節~5節】
    2:3 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。
    2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、
    2:5 身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日からルカの福音書2章の学びが始まりました。

    『そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出たのです。これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録でありました。
     住民登録、すなわち人口調査が最初に行なわれたのは、紀元前8年と紀元前6年ということが歴史では分かっています。
    「最初の住民登録」とするならば、紀元前8年と言うことになります。しかもクレニオがシリヤの総督であったことは、史実では紀元6年から9年なのです。ヨセフォスは、クレニオが紀元前6年に、この人口調査を行なったことを、「古代ユダヤ史」に書き記るしています。
     聖書に書かれてあることと、歴史上の事実とは、一致しないことが分かります。
    近年の聖書学者の見解では、クレニオがシリヤの総督になったのは二回、つまり前期と後期に分かれているということです。もし紀元前6年に、総督前期だとしたら、ヨセフォスの記述と一致することになります。

     『クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録でありました。』

     この訳が、こうだとしたらどうでしょうか。
     『クレニオがシリヤの総督の最初の任期であったときの住民登録でありました。』

     さて、昨日の復習をしましたが、本日のみ言葉に目を向けて行きましょう。

     なぜ「住民登録」が、それぞれの町において行なわれたのかは、分かりません。しかし聖書に書かれている預言が成就する為に、あえて神様がご介入され、そのようにするようクレニオに働いたことは明白です。

     「キリスト」は、ダビデの子孫から誕生するのです。
    『ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。(ミカ書5:2)』

     またヨセフは、れっきとしたダビデの血筋を引く者でありました。それゆえ本籍地ベツレヘムへ、身重になった妻マリヤを連れてナザレから上って来たと言うわけです。
     多くの映画に描かれているように、ヨセフはロバにマリヤを乗せて、自分はロバを引き、ベツレヘムへ旅をして来たことは間違いないかと思います。
     ロバがいなければ、イエス様が誕生した後、ヘロデ王の魔手を逃れて、エジプトに逃げるのは難しいからです。
     いよいよ舞台が整いました。ヨセフとマリヤは、ベツレヘムにやって来たのです。》

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