• 日々のみ言葉 2016年10月2日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年10月2日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書2章13節~14節】
    2:13 すると、たちまち、その御使いと一緒に、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。
    2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」

    ◎ショートメッセージ
    《『さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
     御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」(ルカの福音書2:8~2:12)』

     さて、ところでこの御使いがいったい誰でしょうか。ルカは書き記してはいません。 私は、この御使いは、やはりガブリエルだと思うのです。

     またルカは、御使いが羊飼いの所に現われ、「喜びの知らせ」のメッセージを伝えたことを誰から聞いたのでしょうか。
     もちろん主の母であるマリヤからです。と言うことは、一つの可能性が残されます。つまりルカが福音書を書いた紀元60年代には、まだ主の母マリヤが生きていたと言うことです。と言うことは、マリヤはかなり長生きをしたことになります。私たちは使徒ヨハネが、2世紀初頭まで生きていたことを知っています。そのヨハネに主イエス様は、母マリヤを預けられました。

     マリヤは、12才でヨセフと婚約しました。とすれば、イエス様を産んだ時は、13才頃であったと思われます。伝承では、主の母マリヤは、ヨハネとともにエペソに住み、そこで死を迎え、カトリック教会は被昇天したと信じています。
     これは、主の母マリヤが息を引き取った後、御使いによってその肉体が、天に引き上げられたことを意味しています。私にはその真意をはかりかねますが。

     さて本日のみ言葉に目を向けて見ましょう。
     御使いが喜びの知らせを伝えた時、すると突然、空いっぱいに天の軍勢が現われて、有名な賛美を歌ったのです。

    「いと高き所に、栄光が、神にあるように。」
    「Gloria in excelsis Deo」

    「地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
    「et in terra pax hominibus bonae voluntatis」

     なぜ、父なる神様はこのようなことを御使いにさせたのでしょうか。それは羊飼いたちが信じるためです。羊飼いたちは、この時、天上の音楽を聞きました。おそらくその音楽は、今現在の私たちが想像も出来ないほどの美しい調べであったかと思われます。

     なぜこの音楽を、神様は羊飼いたちに聞かせたのでしょうか。それは彼らの心を清めるためです。これから神の御子イエス様に会うために、その美しい賛美で彼らの心を整えられたのです。
     その時イエス様は、確かにみどりごでしたが、その中に住んでおられた、いや宿られた霊なるお方は、創造主なる神様であられたからです。》

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